アブストラクト: |
高輝度光科学研究センター(JASRI)はSLS(Swiss Light Source)/PSIと共同で
ピクセル検出器の開発を行っている。2001年からSLS06読みだしチップ
(44X78pixels,217umX217um)を用いてのsingle module detector
(8X2chips,366X157pixels)の製作が始まり、S2003年には3X6モジュールを
組み合わせた約1Mピクセルの大型検出器が完成した。
SLS06チップでは5%程度の動作不良があったが、2004年12月にSLS-IIチップ
(60X97pixels,172umX172um)の
第1バッチが届き設計通りに動作している事が確認された。
2005年はSLS-IIチップを用いて実機の製作を行う予定である。
セミナーでは、ピクセル検出器の動作原理の解説と及びSPring-8 BL44B2,
BL46XUでのテスト実験の結果を紹介する。
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