日時: |
2008-10-10 15:00 - 16:30 |
場所: |
日本原子力研究開発機構 先端基礎交流棟1階第1会議室 |
会議名: |
第22回つくば不安定核セミナー「軽い核における多核子相関―di-neutronから クラスターまで」 |
連絡先: |
029-284-4863/nobuaki.imai kek.jp |
講演者: |
板垣直之 (東大理) |
講演言語: |
日本語 |
URL: |
http://triac.kek.jp/events/ |
アブストラクト: |
軽い原子核に現れる多核子相関について概説する。まず最初にクラスター模型の歴史を振り返り、
原子核の低励起状態におけるシェル模型的描像とクラスター描像の共存や競合について解説する。次
に、軽い中性子過剰核の励起状態に現れるさまざまな幾何学的なクラスター構造にふれ、過剰な中
性子がクラスターの配置をどのように安定化させるのかについて解説する。ここでは、最近KEK グ
ループが中心になって実験的に明らかにしつつある10Be のα + t + t 構造についても理論面からコメ
ントする。また、最近の核構造計算と核反応計算を結びつける試みについて紹介する。最後に、最近
話題になっているダイニュートロン相関やα 凝縮状態について、最新の進展を簡単に述べる。 |