日時: |
2011-07-25 15:00 - 17:00 |
場所: |
JAEA、先端基礎交流棟1階第一会議室 |
会議名: |
第29回つくば不安定核セミナー「平均場近似に基づくクーロン障壁近傍の 重イオン核融合反応の記述」 |
連絡先: |
utsuno.yutaka jaea.go.jp |
講演者: |
鷲山 広平 (ブリュッセル自由大学) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
Skyrme 型の密度汎関数を用いた時間依存平均場理論(TDHF) は広範な質量領域の原子核の構造と反応を同時に記述できる微視的模型である。この微視的模型であるTDHF を用いて、クーロン障壁近傍のエネルギー領域における重イオン核融合反応のシミュレーションを行い、巨視的原子核反応模型における重要な物理量である原子核間ポテンシャルと散逸係数を、さまざまな質量領域の反応系において導出したことを報告する。特に、ポテンシャルと散逸係数の入射エネルギー依存性に着目し、反応中の原子核密度の時間変化との関係について議論する。また、平均場近似では取り扱えない揺らぎを、平均場近似を超えた枠組みで取り扱う方法を紹介する。 |
|