日時: |
2004-07-13 11:00 - 12:00 |
場所: |
研究本館2階220号室 |
会議名: |
U(2)_{L} triplet Higgs モデルにおけるバリオン数残存条件 |
連絡先: |
丹後 敦子 |
講演者: |
長谷川 耕平氏 (神戸大学) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
ニュートリノがマヨラナ質量を持つと、レプトン数を破る相互作用が存在し、 それが平衡になると十分平衡なスファレロン・アノマリー過程との相乗効果 により宇宙のバリオン数を消去してしまうので、それを禁止する条件が必要 となります。私の最近の研究ではSU(2)_{L} triplet Higgs モデルでのバリオン 数残存条件をボリツマン方程式を解く事により定量的に求めました。さらに、 ニュートリノ振動実験とWMAPの結果、$\rhp$パラメータに対する制限に 加えて、得られたバリオン数残存条件を課す事によりこのモデルの結合定数 を有効に制限しました。(論文:hep-ph/0403272) |
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