日時: |
2007-06-15 15:00 - 16:00 |
場所: |
研究本館3階321室 |
会議名: |
KSW原子核有効場の理論とその応用 |
連絡先: |
津田 |
講演者: |
井上 貴史 (上智大学 理工学部) |
講演言語: |
日本語 |
アブストラクト: |
カイラル摂動理論はカイラル対称性と長波長展開を基礎とした手法であり、シングルバリオンまでのハドロン世界の記述に成功している。一方、原子核物理においては、核力の到達距離と深さが臨界的な組み合わせになっている為に、素朴な長波長展開ではなく、有効距離理論が成功する。KSW原子核有効場の理論では、特殊なサブトラクションから従う新しいパワー・カウンティングで無限和を取る事により、有効距離理論の結果が再現される。セミナーでは、カイラル摂動理論を復習した後、KSW理論の解説と応用例の紹介をする。 |
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