Theory Seminar

DATE: 2006-06-02 16:00 - 17:00
PLACE: Kenkyu Honkan Rm. 321
TITLE: ケイオン核-最近の批判に答えて
CONTACT: tsuda
LANGUAGE: Japanese
ABSTRACT: 今から7年前、我々はケイオンが入った原子核の存在を理論的に予言した。実験では、Iwasakiたちによってストレンジ・トライバリオン S0(3115) が発見された (Phys. Lett. B597(2004) 263)。また、DAFNE からは ppK- の発見が報告されている (Phys. Rev. Lett. 94 (2005) 212303)。しかし最近、これらはケイオン核ではないという見解がOset-Toki(nucl-th/0509048),Magas-Oset-Ramos-Toki(nucl-th/0601013) によって展開されている。そこでは、ケイオン核を予言したAkaishi-Yamazaki理論は全く受け入れがたいものであることが前提になっている。我々はこの前提についていくつかの検討を行った。セミナーでは、その検討内容を報告しながら、ケイオン核の考えが依然として大切であることを述べる。

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