November 21, 2011
2011.05.09 震災によるKEKの被害状況と今後の復旧に向けて
2011.03.15 東北・関東大震災への対応について
KEKでは震災発生当日の11日(金)に機構長を本部長とする対策本部を設置致しました。地震発生とともに、つくば、東海の両キャンパスにおいて加速器・実験装置の運転を停止しており、放射線に関する安全を確認しました。また、職員、共同利用研究者等ともに人的被害は報告されておりません。
つくばキャンパス内の建屋、補助基盤設備、加速器、各種実験装置においては、各種の被害状況が確認されています。東海キャンパスでは、津波の被害はありませんでしたが、かなりの被害があることが報告されています。被害状況については以下をご覧ください。
・ 被災施設一覧図
・ KEK被害状況 (PDF:7.8MB)
・ J-PARC被害状況 (PDF:881KB)
つくばでは、線型加速器(入射器)と放射光施設の仮復旧に全力を尽くし、調整運転などの利用実験に向けた作業を進め、秋以降の利用実験再開を目指しています。また、SuperKEKBの建設を遅らせることなく、スケジュール通りに進めることも、優先事項の一つです。国際リニアコライダーやエネルギー回収型線型加速器等の先端加速器開発の研究活動も再開しました。J-PARCでは、しばらくの間、全施設・設備・装置の被害箇所の詳細検査、修復、復元に全力を挙げ、遅くとも年内にはこれらを全て終了させて、来年1月からの利用研究再開を目指します。
下記の図は復旧プランをまとめたものです。
今冬も依然として電力需給ギャップがあることから、一般需要の
範囲で使用最大電力の抑制を行います。
12/1(木)から3/30(金)の平日9:00~21:00の期間、照明、空調、OA機器等の節電を実施します。
【連絡先】 KEK広報室 TEL:029-879-6047
mailto:proffice@kek.jp