理系女子の先輩達
廣島 渚 Nagisa HIROSIMA
博士後期1年
研究内容:
私たちの宇宙にある物質で、身の回りにある原子をつくっている物質はほんの20%にしかすぎません。残りはまだよくわかっていない物質で、暗黒物質と呼ばれます。暗黒物質に対するいろんなアプローチの中で、私は特に宇宙を観測して、どうやったら、どんな、暗黒物質の兆候が見つけられるかを研究しています。
女子高生へのメッセージ:
進路を決めたり勉強をしていく中では、いろんな不安があると思います。
私もまだまだ道の途中ですが、少しでも皆様のお手伝いができたら嬉しいです。
お会いできるのを楽しみにしています。
山中 聡美 Satomi YAMANAKA
博士前期1年
研究内容:
化学は研究手法の視点から、「実験化学」と「理論化学」の2つに大きく分けられます。私は「理論化学」の研究室に所属し、コンピュータシミュレーションを行うことで、化合物の性質や化学反応の仕組みを明らかにする研究をしています。実験では見ることができない分子・原子を構成している電子の様子を調べることができる、20世紀になってから誕生した若い学問分野で、「計算化学」とも呼ばれています。
女子高生へのメッセージ:
大学での研究生活では、中学校や高校で学んできたこととはまた異なったおもしろいことがたくさんあります。せっかくの機会ですので科学に関することはもちろん、大学のこと、将来のこと、気になったことは何でもお話してください。一緒に充実した時間を過ごせることを楽しみにしています。
粕谷 順子 Jyunko KASUYA
修士1年
研究内容:
アインシュタインの相対性理論の予言の一つに,「重力波」があります.重力波は非常に重い天体が回転運動しているときや,星の爆発など大きな衝撃の際に時空が「歪む」という現象です.この歪みは大変小さく,地球と太陽の間の距離を水素原子1つ分伸び縮みさせる程度であるといわれています.わたしたちは,この小さな小さな空間の歪みを実験的に検出するというプロジェクトを進めています.
女子高生へのメッセージ:
わたしが高校生の時,大学進学については「とにかく理系に進みたい,でも何をどうしたらよいのか分からない」と,漠然とした状態でした.高校生のうちに大学院生との交流ができることは大変貴重な体験です.みなさんの大学生活へのイメージがより具体的なものになるよう頑張ります!
原田 彩佳 Ayaka HARADA
構造生物学研究センター 研究員
研究内容:
酵素、血液、筋肉、ホルモンなど生体内のあらゆる反応には、実はタンパク質が深く関わっています。そのタンパク質がどのように生体内で反応を行うか、その仕組みを、タンパク質の3次元立体構造情報に基づいて解明することを目的として研究に取り組んでいます。
女子高生へのメッセージ:
進路のこと以外にも普段の生活のことなど、何でも気軽に聞いてもらえればと思います。
もし私の研究内容に興味があればそのことについても質問大歓迎です!
会えるのを楽しみにしています!