来る10月15、16日の2日間、第15回台湾放射光施設(NSRRC)ユーザーズ会議が、台湾の新竹市で開催される。著名な科学者を招き、最先端の研究結果が報告される会議では、セッション参加者の交流を推進するための「ユーザーブリーフィング」の場も設けられる予定。タウンミーティングを除いて、全てのセッションは英語で行われる。
会期初日は、ポスターセッションも行われる。午後は、通例となっている、ユーザー執行委員会主催のタウンミーティングを実施。会期中執行委員会は、NSRRCの今後の戦略的運営への提言として、現行ユーザーからのフィードバックと提案をまとめ、NSRRC執行部に提出する予定。夕刻は、6つのグループがパラレルセッションを行い、共同研究の可能性について議論する。
16日は、「Angle-resolved Photoemission」、 「X-ray Synchrotron Radiation in Biomacromolecules:EXAFS & SAXS」、「Industrial Application of Synchrotron Radiation」の3セッションが行われる。
本会議の目的のひとつは、若い世代にシンクロトロンを実験ツールとして使ってもらうことであり、学生による口頭発表はユーザーズ会議の重要な催しとなっている。最優秀発表者は、「台湾の栄光」賞を授与され、受賞式が行われる予定。
詳しい情報は、 http://usersmtn.nsrrc.org.tw/eng/ から。