大亜湾実験結果が中国十大科学技術ニュースに選出

１月１９日、中国の最高学術機関である中国科学院と中国工程院は「２０１２年中国十大科学技術進展ニュース」を発表しました。
大亜湾原子炉ニュートリノ実験における新しいニュートリノ振動の発見は、その第一位になりました。

この中国科学技術十大ニュースは、中国科学院と中国工程院のアカデミー会員の投票により選ばれました。大亜湾ニュートリノ実験の結果は、米国「サイエンス」誌においても、2012年度科学技術 10大ブレークスルーに選ばれました。この実験結果は、今後数十年にわたって、ニュートリノ物理が、期待した通り重要で、かつ、宇宙がどのようにして反物質を失い、物質のみで構成されるようになったかを説明するのに役立つであろうことを示唆しています。

中国をベースとする大亜湾実験は、中国、米国、台湾、チェコ共和国の研究者で構成されるニュートリノを研究する素粒子物理学の国際共同研究プロジェクトであり、米国は、米国エネルギー省科学局(高エネルギー物理)が資金提供をしています。

Source: IHEP
Daya Bay experimental results listed among China's top 10 Science & Technology News Events