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リニアコライダー計画推進室 (2013年7月)
STF/CFF
・ 空洞の縦測定
北京大学のPKU-04号機(Large Grain)の3回目の縦測定を行なった. 欠陥を局所研磨したものであ る. 加速電界強度は2回目と変わらず,32.7 MV/mであったが,X線が非常に多かった.なお,KEKでも Large Grain Nb製空洞(単空洞)の製造を開始した(図1).また,今年度後半は,Phase2 クライオモジュー ルCM2A用空洞4台の縦測定を行なうほか, 北京大学PKU-04,H社HIT-02,M社MHI-C,KEK-01な どの試験空洞にたいして縦測定のR&Dを実施する予定である.
・ Phase 2の準備作業
STF棟のトンネルでは,基準線のケガキ作業および床レベルの測量を行なった.下流の床レベルは, 上流の基準に対して2 cm程度低いことが判明した(今年度後半に予定しているクライオモジュールCM1 の設置に支障はない).
・ 空洞の内作
空洞製造設備では,KEK-01空洞用HOMアンテナの溶接を行なっていたが,途中で電子ビーム溶接 機の高圧ケーブルに絶縁不良が発生したため,現在作業は休止している.予備の高圧ケーブルを手 配し,再開は8月末の見込み.縦旋盤の立ち上げ,CP(化学研磨)室への緊急用シャワー設置を行なっ た.
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図1 Large Grain Nb製のハーフセル.外周についているのはプレス型の厚さ調整用銅板. |
ATF
・ 6/21で運転を停止し,夏期の保守期間にはいった. クライストロンパルス電源1-4号機の更新作業中. Linacのクライストロン1号機は内部で放電が発生しているので交換する予定. |
その他
・ 今年の加速器・測定器合同の夏の合宿は,7/20-23に富山市で開催する. |
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リニアコライダー計画推進室 (2013年6月)
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リニアコライダー計画推進室 (2013年5月)
STF
・ 空洞の縦測定
北京大学が製作した空洞,PKU-4号機 (large grain Nb 製,TESLA型) の2回目の縦測定を行なった. 1回 目の測定において性能を制限していた欠陥を局所研磨により除去したものである. 最大加速電界強度は
32.4 MV/mであったが,Q値は,Eacc=31.5 MV/mにおいて1.4x1010と通常のfine grain Nb 製の空洞に比べて 高い値を示した(図1).今後,内面検査,発熱個所の局所研磨後,3回目の縦測定を行なう予定.
・ 量子ビームは,下流側ビームラインの分解,撤去が終了し,コンプトン共振器,レーザー用機器を撤去中.RF 電子銃の試験を行なうためクライオモジュール上流にビームダンプを設置する予定.
・ KEK製空洞1号機 (KEK-01)の製作状況:ダンベルの多ダンベル化が進行中 (図2).
ATF
・ ATF2では,Cavity BPM,ビームラインのベローズがwake fieldに与える影響の調査を行なっている.5/13から ビームサイズ37 nmを目指してATF2 Dedicated Runを2週間連続で行なう予定.
・ FONTは,機器の較正後,フィードバックの動作試験を行なった. ・ リニアッククライストロンパルス電源の独立化が終了し,エージングを実施した.
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図1 PKU-04号機のQ-E曲線. |
図2 KEK-01号機用の4ダンベル. |
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リニアコライダー計画推進室 (2013年4月)
STF
・ 空洞の縦測定
MHI-C号機の2回目の測定を行なった.Q値はわずかにILCの仕様を下回ったが,加速電界強度は36.5
MV/mに達した.この空洞は,1回目の測定後アイリス部の研磨を行なったもので,目論み通り,X線は検出さ れなかった.これにより,アイリス部の研磨が電界放出の抑制に有効であることが再確認された.
・ 量子ビーム
3/22,待望のコンプトンX線を検出した(図1,http://www.kek.jp/ja/NewsRoom/Release/20130322115000/ 参照) .また,X線のエネルギースペクトルも測定した(図2,28keVにピーク).今回の成果は,4枚ミラーの支 持機構の剛性を強化したことと,下流ビームラインの大口径化およびX線検出器の位置変更により検出器の バックグランドを低減したことが奏功したものと考えられる.イメージングも試みたが,強度不足のため画像は 得られなかった.「量子ビーム」は所期の目標をほぼ達成し,5年間のプロジェクトを終了した.今後STF棟トン ネルではPhase2の建設が開始され,2014年以降に14空洞によるビーム加速が開始される予定である.
・ IHEP製空洞入力カプラーの大電力試験が行なわれ,目標の仕様 (1.5 ms, 5 Hz,1 MW) が達成された.
ATF
・ IP-BSMにおいて,約65 nmのビームサイズ(目標の約2倍)が測定された (図3).ビーム(加速器)および測定 系の安定性向上が今後の課題の一つである. ・ 4/3-4にATF II Progress Review が開催され,最近の成果と今後の計画についてレビューが行なわれた.
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リニアコライダー計画推進室 (2013年3月)
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リニアコライダー計画推進室 (2013年2月)
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リニアコライダー計画推進室 (2013年1月)
STF
・ 空洞の縦測定
KEK-00号機 5 回目縦測定の結果は,22.4 MV/mであった (図1).フィールドエミッション(17 MV/m以上で 100 mSv/h 超)により制限された.再度測定するか,ジャケット溶接の練習に回すか検討中.
・ 量子ビーム
昨年最後のコンプトンX線生成実験を12/20に行なったが,X線は検出されなかった.原因としては,レー ザー蓄積器ミラーの振動による共振のずれ,RF電子銃レーザーとRFの位相同期のドリフトなどが考えられ る.LLRF関係のスタディなどの課題もあるので,2月以降も実験を続行することにした(1月は冷凍機の保守).
・ マルチビームクライストロンの大電力出力試験は,500μs,5Hz,8.6MWまでコンディショニングを行なった.
・ 空洞製造設備
KEK-01号機は,HOMカプラーの内導体と外導体の仮溶接,赤道部溶接試験を実施した.今年3月末完成を目指す.2号機(矯正不要プレス型の開発),3号機(高圧ガス対応)の検討も進めている.
ATF
・ 年内のビームサイズ70nm達成を目指し(最終目標は35 nm),12/10から21まで連続運転を行なった結果,IP- BSM(通称,新竹モニター,図2)により垂直方向のビームサイズ 約70nmを確認した(図3).ただし,バンチあた りの粒子数は目標である1x1010の1/10である1〜2x109であり,粒子数を増やすとビームサイズが急激に増大 するという問題があることが判明した.その原因としては,ベーター関数の大きな場所でのwake fieldが考えら れる.今後原因究明とその対策を進めていく.詳細は,http://accl.kek.jp/topics/topics130109.html参照.
・ 各種保守・維持作業,老朽化対策:ダンピングリング空調用冷却水圧縮機の復旧,リニアッククライストロン用 パルス電源のインバーター化(2, 3, 4号機),などを行なった.
会議等
・ ILC PACが12/13-14にKEKで開催され,TDR(のドラフト)完成が大きな評価を受けた.また,ILCシンポジウム とTDR完成発表会(12/15,秋葉原),第19回リニアコライダー計画推進委員会(12/27,KEK),KEK-IHEP SCRF Collaboration meeting (1/7-9,北京IHEP)が開催された.
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リニアコライダー計画推進室 (2012年12月)
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リニアコライダー計画推進室 (2012年11月) これまで
STF
・ 量子ビーム: RF電子銃用レーザーが不安定であったが,外部で位相ロックすることによりほぼ安定化され た.また,衝突点下流におけるビームロスによるバックグランドを低減するため,ビームダクト,Q磁石を大口径のものに交換した.11.20からビームとレーザーとの衝突実験を行なう予定.
・ 空洞の縦測定:MHI-20の3回目は35.0 MV/m, MHI-18の4回目は36.2 MV/m. いずれもQ値はILCスペッ クを若干下回ったが,合格とし,ジャケット装着へ回すことにした.これで,Phase2用空洞 (MHI14〜MHI22の
9空洞) の縦測定をすべて終了した.加速電界強度は,16号機の33.8 MV/mを除き,他はすべて35 MV/m を超えたので,クライオモジュールに装着する8空洞は全数,35 MV/mを超えたことになる(図1).また,9空洞 の平均加速電界強度は36.4 MV/m (図2),31.5 MV/mにおけるQ0値の平均は1.03x1010といずれもILCの仕 様を上回った.いくつかの空洞でみられるフィールドエミッションを減らすことと,測定回数(平均で2.4回)を減らすことが,性能に関する今後の課題である.東芝製空洞2号機の3回目測定結果も36.1MV/mと好成績.
・ 空洞製造設備:内作1号機の強め輪溶接,ビームパイプの製作(HOM側,ピックアップ側)等を行なっている.
・ シームレス空洞の開発:共同研究を行なっているA社製のニオブ材で製作したパイプ(3セル用)の液圧成形を
行なったところ,14.7 MPaで中央セルの赤道部がバーストした.肉厚の不均一性の改善と不純物の低減が
課題と考えられる.
ATF
・ 10/15より秋のビーム運転を開始したが,直後にダンピングリング空調用冷凍機コンプレッサーの故障,ダン ピングリング電磁石電源受電装置の故障が発生した.(仮)復旧後,ビーム運転を再開したが,11/9にクライス トロン2号機が故障した (オイルタンク内で放電が発生.サイラトロンの異常発振が原因と思われる).応急措 置として,パルストランスを別機種のクライストロン(SLAC 5045)のものと交換することにした.
会議関係
・ 10.22-26に米国テキサス州アーリントンでLCWS2012が開催され,KEKから23名が出席した.また,11.5-8に 米国Jefferson Laboratoryで,TESLA Technology Collaboration (TTC) Meeting が開催され,KEKから7名が 出席した.11.13-14にはGDEのInternal Cost Reviewが,11.14-16にはHiggs Factory Workshopがともに FNALで開催された.ILC-PACが12.13-14にKEKで,LCWS2013が2013.11.18-22に東京大学で開催される 予定.
・ ILC 技術設計書 (Technical Design Report )の加速設計書(TDR-Part-II)ドラフトが纏まり、PAC (Project Advisory Committee) に、11/15付けで 提出された。このなかでは、これまで国際協力による5年間の設計、開発努力を踏まえた、加速器設計が記述されている。また、世界各地の立地候補地が、地域名を含め、紹介されている。ヨーロッパからは、CERN 近郊、デュブナ地域、アメリカからは、Fermilab 近郊、日本からは、北上、脊振地域が候補となっていることが紹介されている。さらに別冊として、上記を踏まえた詳細なコスト評価書が準備された。11/13, 14にFermilabで開催されたGDE 内部でのコストレビューを受けた後、来年1月には、LAL-Orsay研究所において、コストに対する外部評価を受ける予定である。 |
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リニアコライダー計画推進室 (2012年10月) これまで
STF
・ 量子ビームの状況: RF電子銃の再アライメントを実施(導波管の接続により空洞が傾いたためズレが生じたと 考えられる).2台の空洞のコンディショニングは完了.レーザー共振用の4ミラーは,アライメントがX,Y,Z方 向に最大数mmずれていたため,再調整中.
・ 空洞の縦測定:MHI-22の2回目は35.8 MV/m(1回目は32 MV/m).Q値はわずかにILCスペックを下回った. フィールドエミッションは若干多めだが合格とする.MHI-18の3回目は30.3 MV/m (2回目は9.7 MV/m),9セ ル以外では40 MV/mを超えている(惜しい).再処理後,再測定する.KEK-00の4回目の測定結果は19.8
MV/mであった.フィールドエミッションも多かった.
・ 超伝導空洞開発に関する北京大学への協力:北京大学で製造された空洞(巨大結晶)をSTFで表面処理(電 解研磨),縦測定する件について,中国側担当者 (J. Hao氏) が来訪し,事前打合せを行なった.年内に測 定する予定.
・ 空洞製造設備の状況:内作1号機 (KEK-01) はダンベル形状の矯正,ダンベル多連溶接用治具の設計,強 め輪の挿入,インプット側ビームパイプのバーリング等を行なった. 高圧ガス対応機 (3号機) については, 溶接士資格取得のための溶接練習,工程の検討(完成目標は2014年4月)等を行なっている.
・ シームレス空洞の開発:単セル空洞でのネッキングが終了.しごいた部分の内表面はかなり荒れている.レプ リカを作製し,形状評価を行なう予定.
ATF
・ ライナッククライストロン電源の更新:ATFでは全部で11台のクライストロン電源を使用しているが(図1),1-7号 機は集中電源となっていて,1台故障すると7台すべてが停止するため,非常に運転効率が悪く,また,老朽 化が著しいため故障頻度が高い.そこで,これら7つの電源を独立化し,あわせて電源の小型化と安定化を はかるためにインバーター化することとし,保守期間中に更新作業を進めている.0号機と電子銃も電源が共 通であるため調整しづらいので,予算が許せば独立化をはかりたい.
・ 運転再開は10月15日の予定.年末までATF2 Dedicated Run とし,ビームサイズ35 nm達成を目指す.
GDE関係
・ TDR (Technical Design Report)の執筆,編集作業が進行中.今年中に完成する予定. |
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リニアコライダー計画推進室 (2012年9月)
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リニアコライダー計画推進室 (2012年7月)
STF
・ 空洞の縦測定:M社製空洞19号機(MHI-19)の2回目の測定結果は37.2 MV/mであった.Q0値もILCの仕様を満足した.これで,加速勾配,Q0値ともにILC仕様を満たした空洞は,MHI-12,13,14,15,17,19,21の7台となった. 空洞製造:KEK-00号機については,6月末に3回目の縦測定を行なったが,RFケーブルの故障が発生したため中断した.秋(10月以降)に再測定する予定.KEK-01号機の電子ビーム溶接の条件出しは,始終端部の条件出しを開始した.図1にNbの平板を用いた始点でのスロープインの試験結果を示す.
・ Phase2でクライストロン電源として使う予定のマルクス変調器がSLACから空輸され,STF棟に搬入された (図2).
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図1 平板を用いた始点でのスロープインの試験結果.L:lower focus,U:upper focus. |
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図2 マルクス変調器(STF棟). 図3 ATF2 Project Meetingの様子. |
ATF
・ ATF2 Project Meeting が6/26-28に開催され,6月までの運転状況について,報告,検討がなされた(図3).また,ATF Technical Board Meetingが6/27に開催された.
・ 放射線施設検査(対象は,ATF運転モードの一部変更および放射線遮蔽)が7月6日に行なわれた.
その他
・ KEK-ILC Accelerator R&D reviewを7/30-8/1にKEKで開催する. |
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リニアコライダー計画推進室 (2012年6月)
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リニアコライダー計画推進室 (2012年5月) |
STF
・ 量子ビームの状況:ビームモニター(BPM,ワイヤースキャナー,ビームロスモニター等)ならびに制御パ ネルの整備が進み,効率的なビーム調整が可能となった.ビームロスはほとんど無しで加速している. エミッタンスは6 mm mrad (目標 1 mm mrad).地上への放射線の漏洩が問題.発生源は主にビームダ ンプである.5月中に遮蔽を強化して施設検査を受け,出来るだけ早く加速器としての認可を得たい.5 月には,4ミラー光共振器の設置,RF電子銃の冷却水チラーの強化も行なう予定.
・ H社製空洞2号機(HIT-02,HOMカプラー付き)の縦測定:4/26に1回目の測定を行なった.内面に多く
の欠陥が観察されたにもかかわらず,結果は 35 MV/mと予想外に高い値であった.RF電力の限界で 制限された.フィールドエミッションが非常に大きかったが,アイリスの傷や欠陥が原因と考えられる.
・ KEK-01号機は,引き続き,Nbの平板を用いた電子ビーム溶接の条件出しを行なっている.KEK-02号 機(高圧ガス対応)の検討を開始した.
ATF
・ ビーム運転(4/16-4/27):エミッタンス測定のほか,Cavity Compton,FONT,Cavity BPM,IP-BSM等の R&D.
・ 運転停止(4/30-5/11):SLED用位相変調器の点検修理,レーザー用フラッシュランプの交換などの保 守作業を行なった.5/14運転再開予定.
GDE
・ GDE meeting (KILC12)が4/23-27に韓国大邱で開催された (図1).TDR (Technical Design Report)に 向けた基本方針を確定.URL : http://kilc12.knu.ac.kr/
・ LC推進委員会を6/11に開催予定.議題は,STF,ATFの将来計画など.
・ 加速器,測定器合同 ILC夏の合宿を7月中旬に佐賀県で開催する予定.
図1 KILC12の参加者.
新体制:4/1付けで,リニアコライダー計画推進室長に,山本明教授,副室長に早野仁司教授が就任した. |
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リニアコライダー計画推進室 (2012年4月) |
STF
・ 量子ビームの状況:3月22日のRF電子銃試験において,RF電子銃空洞内のRF振幅と位相にデジタ ル フィードバックをかけ安定化し,さらに照射レー ザーを調整する事によりビーム強度がフラットな1msビー ムを取り出す事に成功した(図1).さらに4月13日には,RF電子銃からのビームを2台の超伝導空洞で加 速し,ビームダンプまで輸送することに成功した(図2).エネルギー 40 MeV.バンチ数28,繰返し 5 Hz.
・ KEK-00号機の縦測定.1回目の測定結果は 19 MV/mであったが,これはRF入力ケーブルのコネクタ における発熱が原因であり,空洞により制限されたものではなかった.翌週,ケーブル交換後,2回目の 測定を行なったところ,結果は 29 MV/mであった(図3).2セル湾曲部での発熱により制限された.
・ MHI空洞の縦測定:20号機1回目の測定結果は 9 MV/mで歴代2位の低電界であった.21号機1回目の 結果は 39 MV/mで歴代2位の高電界(1回目の測定としては,過去最高値)であった.
・ KEK-01号機は,Nbの平板を用いた電子ビーム溶接の条件出しを行なっている (図4). |
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ATF
・ IP-BSM,Laser Wire,Cavity BPM等のR&Dを継続中.アッセンブリーホール外壁の修復工事は完了.
GDE
ILC-GDEとの協力
・ILC Technical Design Phase (5カ年計画)における技術開発成果を集約し,Technical Design Report (TDR)を2012年末までに完成すべく執筆作業を進めている.4/23〜26に韓国,Dageu にて,TDRにむけ たGDE-測定器の合同会議でTDR にむけた内容の集約が進められる.
国内での協力
・ILC 国内候補地の地質調査を,KEK が要となり,九州および東北地域でコアとなる大学と協力し,地質 調査を進める準備が進められている. |
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リニアコライダー計画推進室 (2012年3月)
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リニアコライダー計画推進室 (2012年2月)
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リニアコライダー計画推進室 (2012年1月)
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リニアコライダー計画推進室 (2011年12月)
STF
・ 量子ビーム用のクライオモジュール(9連空洞が2台入る)がSTF棟地下トンネルに設置された(図1).
今後の予定は以下の通り.
2012年1月 ビームライン等の整備を完了.
2012年2月 クライオモジュールの冷却開始,空洞低電力試験.
2012年3月 空洞大電力試験,ビーム加速試験開始.
2012年10月 レーザーと電子ビームの衝突実験 (超伝導加速器による小型高輝度光子ビーム源の
性能実証試験).
2012.11月 量子ビーム実験終了.
・ S1-Globalで使用したクライオモジュールの内,ヨーロッパとアメリカの空洞を収納したクライオモジュール の解体作業を行なった.カプラーの解体はDESY,FNALの研究者により,また,チューナーの解体および チューナー不作動の原因調査はIFNF,FNALの研究者により行なわれた(図2).
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図1 STF棟トンネルに設置された量子ビーム用クライオモジュール. |
図2 S1-Global 空洞チューナーの解体作業. |
ATF
・11.28から12.16までビーム運転.IP-BPM,FONT,ATF2,LW等のR&Dを行なう予定.
会議
・ TTC meeting (2011.12.5-8,IHEP).
・ ILC-GDE SCRF Meeting (2011.12.8-9,IHEP).S1-Globalの結果についての議論も含む.
・ 第15回LC計画推進委員会 (2012.1.10,13:30-15:30).議題は,LHCの結果,空洞性能,コストなど.
・ 機構の研究推進に関する意見交換会 (ILCについて)」 (2012.2.13,13:00-17:00). |
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リニアコライダー計画推進室 (2011年11月)
STF
・ Phase2用超伝導空洞の電解研磨(EP1),アニール作業が進行中.
・ 「量子ビーム」プロジェクトの準備(各機器の設置,配線,配管,クライオモジュールの組立)が進行中.
- ビームとレーザーの衝突点近傍のCG図 (図1)
・ STF棟の空調機の修理が完了.
・ ERL入射部用2セル空洞3号機の縦測定(2回目)を行なった.
- 加速電界強度は,目標の15MV/mを2倍以上上回る33MV/mに達成. (図2)
- フィードスルーの改良(外導体をコバールから銅に 変更,アンテナのローだれをCP処理した)が奏功.
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図1 「量子ビーム」衝突点近傍の図.
電子ビームは右上から来て,左に出ていく. |
図2 ERL入射部2セル空洞の縦測定結果 |
ATF
・昼間にビーム運転,夜間にアライメント作業を行なっている.
・ATF2のアライメント調整は終了した.
・ビーム運転:DRの入射・蓄積調整の結果,1x1010e-/バンチまで蓄積できた.
・IPBSM(新竹モニター)によるビームサイズ測定は11月中に300nm達成をめざす. |
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リニアコライダー計画推進室 (2011年10月)
STF
㻿㼀F
・ Phase2用超伝導空洞(15, 16, 18, 19号機)の表面検査,電解研磨が進行中.
・「量子ビーム」プロジェクトの準備として以下の作業を行なった.
- 入射部の構築.
- ビームラインの構築 - 電磁石電源,真空機器,ビームモニター等の設置 (図1).
- 空洞の入力カプラーのコンディショニングが完了.空洞への取付け作業をクリーンルームで
行なっている.
- 㻾F電子銃空洞のコンディショニング中.目標の4MW, 1msまで到達.
- 高圧ガス設備としての変更申請.
- 管理区域の変更.フェンスの設置.
・「㻿㼀F加速器」の新設が9/28付けで承認された.来年1月に主任者検査を受検予定.
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図1 量子ビーム用ビームライン. 左下のオレンジの架台の上にクライオモジュールが設置され,右側のブルーの架台周辺にコンプトンガ
ンマ線発生用の機器が設置される予定. |
図2 入力カプラーの取り付け作業. |
ATF
・D㻾のアライメントを継続中.取出し部〜A㼀F2の水準測量を開始した.
・IPB㻿M(新竹モニター)安定化作業として,レーザーシステムの確認と光軸調整を行なった.
会議
・ 9月26〜30日に㼀he 2011 International Workshop on Future Linear Collider がスペインのグラナダで開催され,ILC,CLICの加速器,測定器に関するレビューが行なわれた.KEKからは関係者21名が出席した.
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 9月)
STF
・加速器研究施設が機械工学センターと共同で整備を進めてきた空洞製造技術開発施設が開発共用棟の中に完成し,2011年7月13日、運用開始記念式典が行なわれた(図1).本施設には,電子ビーム溶接機をはじめ,プレス機,トリミング用縦旋盤,化学研磨装置,3次元形状測定器が設置されており,本施設の稼働により,リニアコライダー,ERLといった先端加速器の主要機器である超伝導加速空洞の製造・表面処理・性能測定がすべて機構内で実施できることになる.
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図1 空洞製造設備運転開始記念式典におけるテープカット. |
図2 ATFの共同研究者受入延人数. |
ATF
・電子銃単独運転モード(DR,ATF2は立入可能) への対応を行なっている.地震後の各機器の修理・動作確認・調整等を行なっている.
・過去5年間のATFにおける共同研究者の受入れ人数(単位:人・日)を図2に示す.2010年度は海外からの来訪者が約1,000人増加しているが,これはLALの研究者が増えたことによる.
会議
・ 7月12日に第14回リニアコライダー計画推進委員会が開催された.ATFの将来計画,STFの将来計画,ERLとの協力,組織・サイト決定の構想について報告,議論がなされた.
・ 7月25〜29日に5th International Conference on RF Superconductivity (SRF2011) がシカゴで開催された.KEKからはLC関係者の他,ERL関係者も出席した.また,会議の前日7月24日には,サテライト会議として,超伝導空洞の工業化に関するワークショップが開催され, 日本の超伝導空洞製造企業の技術者からも発表があった.
・ 8月8〜11日に加速器・物理合同ILC夏の合宿2011が志賀高原で開催された.67名出席.来年は九州で開催する予定.
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 7月)
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 6月)
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 5月)
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 4月) |
地震被災状況・復興状況
◯ STF関係
・ STF棟建屋は,目視した限りでは無傷であり,装置も,ターボ分子ポンプが1台破損しただけで
あった(図1).EP設備,HPR設備,クリーンルーム等は試運転を行ない,正常動作を確認した.
・ 機械棟に設置されている冷却水設備の一部に損傷があった (冷却配管の座屈(図2)等).冷凍
機,冷却塔にも損傷がみられ,これらの復旧には約1ヶ月を要するため,カプラーの大電力試験
等,冷却水を必要とする試験は6月以降(の夜間)に延期することになった.
◯ ATF/ATF2関係
・ 施設関係では,電源(420,210V)ケーブルがラックごと崩落した(図3).また,シャッター(全部),
窓ガラス,外壁等に損傷があった.アッセンブリーホールは現在も一部立ち入りを制限している.
・ リニアック下流の電磁石が北側に数cm移動したため,ビームダクトに亀裂が発生した(図4).ま
た,ビーム輸送ラインの電流モニター絶縁用セラミックが破損した(図5).両者とも復旧済み.
・ ライナック,ATF2のコンクリートブロックにズレ(最大約5cm),隙間が多数発生した.
・ 連休開けの運転再開を目指して復旧作業,簡易アライメントを行なっている.
図1
ターボ分子ポンプの羽根.
図2
機械棟冷却水配管. 図3
崩落したケーブルラック
図4 ビームダクトの亀裂. 図5 電流モニター絶縁用セラミックの破損.
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 3月) |
STF
・ S1-Global:
DRFSシステムのRF制御試験を行なった.パルス内の振幅位相安定度は0.017%,0.027°であり目標の0.1%,0.1°を十分下回った(図1).さらに,サーキュレーターを省いた場合の特性試験,空洞特性(Q値,離調)の診断の試験などを行ない,2/25にS1-Global全ての試験を終了した.
・ 空洞縦測定:
#14,#15号機は電界強度が低かったが(既報),空洞内面で見つかったピット,キズが原因と考えられる.修復して再測定する予定.
図1 DRFSシステムにおけるパルス内振幅位相安定度(0.017%,0.027°).
ATF/ATF2
・ 2/16 午後0:35,クライストロン電源(#0号機)から火災が発生した(コンデンサー1台が焼損.ハード,ソフト(ロジック)両面に不具合があった.当該電源は取り外し,代替電源と入れ変えた.現在,立ち上げ作業中.
3. 会議
・ Tesla Technology Collaboration (TTC) Meeting が2/28-3/3にMilanoで開催され,SCRFならびに関 連する加速器に関する報告,議論が行なわれた. また,S1-Globalの機器の解体.チューナー不具合 確認作業等についての打合せを行なった.
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 2月)
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リニアコライダー計画推進室 (2011年 1月) |
STF
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空洞の高電界性能試験は2010年12月で終了した.7空洞運転時(~26MV/m)におけるRF
の安定度は,振幅0.007%,位相0.017°であった.
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引き続きDRFSシステム実証試験のため,Modulating
Anode
(MA)Klystron
(最大ピー
ク電力
800kW)2台をSTF棟トンネル内に設置した.また,立体回路の配管をほぼ終了した
(図1).2011年1月中旬から 実験開始の予定.
・ ラボEP装置の設置:超伝導空洞の電解研磨における条件の最適化,素過程の解明等を目的
に,微小サンプルに対する電解研磨を行なうラボEP装置を化学実験棟に設置した.今月中旬に
稼働開始の予定(図2).
・ シームレス空洞の開発:超伝導空洞の赤道部およびアイリス部のシーム(通常,電子ビーム溶
接により接合する)を無くした空洞の開発を再開した.従来の材料は,プレス絞り成形後,溶接され
たものであったが,今回の材料は溶接箇所の無いものである.第一段階の工程であるネッキング
が終了し,2月下旬に第二工程である液圧成形を行なう予定.
・ IHEPとの協力:昨年末に行なわれた,IHEP-KEK間の超伝導空洞に関するワークショップでの
議論を受けて,IHEPにおいてもKEKが提案しているTESLA-like型空洞の開発を行なうこと,KEK
はそれに協力することが合意された.
ATF/ATF2
・ 12/17でビーム運転は終了.その後,以下の試験を行なった.新年の運転開始は1/24(月)の予定.
- 4極永久電磁石の設置とそのビーム試験 (京大).
- 3.5セルRF電子銃のビーム試験.
図1 STF棟に設置されたDRFS用MAクライストロン. 図2 化学実験棟に設置されたラボEP装置.
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リニアコライダー計画推進室 (2010年 11月)
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リニアコライダー計画推進室 (2010年 10月)
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リニアコライダー計画推進室 (2010年 9月報告:7,8月分)
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リニアコライダー計画推進室 (2010年 6月分)
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リニアコライダー計画推進室 (2010年 5月分) |
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リニアコライダー計画推進室 (2010年 4月分)
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リニアコライダー計画推進室 ('10 1月分)
STF: S1-Global 用空洞(DESY 製2 台とFNAL 製2 台)の組み立てのためFNAL,DESY から技術者が
来所し,作業は予定通り無事終了した。現在,INFN,FNAL の職員が来所して, チューナー,磁気シールドの取り付け 作業を行なっている。 |
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クリーンルーム内での組立作業 |
組み上がった4連空洞 |
ATF/ATF2: ダンピングリングのレーザーワイヤーモニターの調整,ATF2 のoptics 試験,Fast Kicker の試験などを実施した |
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リニアコライダー計画推進室 ('09 12月分)
STF: イタリアINFN 製のクライオスタットがSTF 棟に到着 |
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S1-Global用のINFN製クライオスタット; 真空容器 |
コールドマス |
ATF: 9th ATF project meeting が2009.12.14-17 にKEK で開催され,ATF/ATF2 の現状,将来計画について議論された. |
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リニアコライダー計画推進室 ('09 10月分)
STF:
ベースライン空洞の縦測定は,9 号機1 回目が25.0 MV/m,7 号機2 回目が33.6 MV/m,8 号機2 回目が27.0 MV/m と好調な結果が続いている(図1,2 参照).
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図1 ベースライン空洞7 号機の縦測定結果.
赤:1 回目,青:2 回目. |
図2
ベースライン空洞全数の縦測定結果. |
ATF/ATF2:
高速キッカーによるATF DR からATF2 ビームラインへのシングルバンチビームの引き出しに成功した. |
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リニアコライダー計画推進室 ('09 9月分)
STF
: ベースライン空洞6 号機の2 回目縦測定の結果は,29.1 MV/m であった (図1 参照).9 号機の
27.0 MV/m に続き30 MV/m に近い値が出たわけだが,EP 後の超純水洗浄を入念に行なったこ
となどがきいているものと思われる.これまでに製作した空洞の縦測定結果の全体的傾向と
しては,シミ問題の発生した7, 8 号機を除き,ゆるやかに上昇している (図2 参照).
会議等
・ SRF Workshop が9/21-25,Berlin で開催された.11 名が出席し,発表および講義を行なった.
・ GDE meeting が9/29-10/3,Albuquerque で開催され,20 名が出席し,発表,議論を行なった.
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リニアコライダー計画推進室 ('09 7月分)
TTC(Tesla Technology Collaboration) Meeting が6/15-19,Orsay,LAL
で開かれ,空洞性能,製造技術について議論.今回から陽子・イオンリニアック用空洞のセッションが設けられた.
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関連WEB:国際リニアコライダー計画/ILC NewsLine トピックス(日本語版)
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