10月3日、4日に東京ビッグサイトで開催されたTokyo Maker Faire 2020 に参加。AxeLatoon のグループは「KEK加速器科学イノベーション推進室・SOKENDAI」「自宅粒子加速器愛好会」の2つのブースを出展しました。 両日ともたくさんの方にお越しいただきました。 マニアックそうなメイカーの方たちから現役の高専生や大学生の方々まで、老若男女の幅広い層に興味を持っていただけたようで、とても楽しい2日間でした。
KEK加速器科学イノベーション推進室・SOKENDAI #
「AxeLatoon:学校で加速器を作っちゃおう」と題し小型サイクロトロン加速器用の真空容器を展示。 当初は高専生による製作物を展示する予定だったのですが、コロナ禍の影響で実習を進めることができず茨城高専の工作室で製作したプロトタイプを用意しました。 来年は、高専生が自作した加速器を展示する予定です。
自宅粒子加速器愛好会 #
「気軽に作れる自宅粒子加速器」と題しホームセンターやネット通販で購入することができるパーツを使って製作した加速器を展示。 昨年は自作サイクロトロン加速器(円形加速器)でしたが、今年は線形加速器に挑戦しました。
真空パイプはアクリル製で、その外側に銅テープで加速電極を作り、スタンガンの高電圧で加速します。電子銃は豆電球の中身です。 真空パイプを真空に引いて、電子銃のフィラメントをつけるところまで実演しました。
見学に来られた方からは、 「加速器って巨大なものですごい装置だと思っていたのだけど、これでもできるんだ」 と驚きの声が上がっていました。 こちらが意図したとおりの反応をいただきました。 来年は加速した粒子の可視化に挑みたいです。
Wabi-Sabi Phys. Lab. 特別編 #
Wab-Sabi Phys. Lab. 特別編として、高梨宇宙さんと竹谷篤さんのインタビューを掲載していただきました。 加速器の原理や実機の見どころの説明の他、自宅で加速器製作に挑戦することの醍醐味が分かる動画です。 ぜひご覧ください。