平成9年度、技術部主催の技術交流会は素粒子原子核研究所担当でした。
記
発表テーマ: 計測技術とデータフロー
( 詳細は下記参照。)
期 日 : 2月12日(木)、午後1時30分より5時まで
13日(金)、午後1時30分より5時まで
講演時間 : 一人の持ち時間30分(発表25分、質疑応答5分)の予定。
場 所 : 3号館1階会議室(セミナーホールの前)
プログラム: 別途参照
連絡先 : 素粒子原子核研究所、技術交流会実行委員
山野井 豊 5599(521)実行委員長
近藤 良也 3530(283)
藤田 陽一 5339(606)
松山 芳孝 田無分室 0424−69−9501
◎交流会での発表は講演報告集として報告します。
要旨:
今年度のテーマは、「計測技術とデータフロー」としました。今回は、本機構の加速器・ビームライン等の施設において開発された「計測技術」と「測定、データ処理、制御」というシステムの中でのデータの流れも見える発表の場としようと思います。「計測技術」の対象は、加速器や実験ビームラインでのビームパラメータの計測、ビーム加速・輸送装置内の電気信号の計測やビームラインの真空度など、機構内の施設で共通する物理量を対象とします。また、「データフロー」は、その測定されたデータが、どのように処理され、どのように制御システムに組み込まれているかという様な意味合いです。一部では、「測定、データ処理、制御」の一連のサイクルはプログラム化され、人が常時介在することの無いシステムを完成している所もあります。また、データ処理後と制御の間にマンインターフェースが存在する場合やそうせざるを得ないケースが、まだ多くの場所で見受けられます。それぞれに複雑な背景があると思います。
新しい計測技術の勉強と、グラフィカルプログラミングソフトやネットワークの利用などによる計測データの上手な扱いにより、マンインターフェースへの軽減と新たに始めようとする人への参考となる発表会になることを期待します。