2018年11月の活動報告 : 安全グループ
2018年11月7日
素核研安全グループが、2018年11月の活動報告を行いました。 安全グループは、KEKつくばキャンパスの安全衛生管理者を兼任している古川圭三教授を含むメンバーで組織され、素核研内の各実験グループの担当者と連携しながら安全意識の向上・浸透および安全で快適な実験室環境の整備・構築を目指して活動しています。
今回は、2018年度前半の主要な活動を報告しています。例えば、ニュートリノビームライン(現「EP1 下流部」)の高湿度環境を改善しました。ニュートリノビームラインでは、夏季に高湿度の外気が入りこむ事で結露が発生するなど高湿度環境となり、作業環境が悪化する問題がありました。
そこで今年、既設の「フィルター付負圧管理用排風機」に「間欠運転用タイマー」を設置し、排風機を1日辺り2時間運転する案を実施しました。この「間欠運転用タイマー」設置の案は、機構内で公募している環境負荷削減に効果の期待される工事「エコアイデア」において、2016年に費用対効果で最高点を獲得したものです。
平成30年3月にタイマー設置後、低湿度環境を実現し、空気のよごれも低減できました。さらに、年間の電気代は10万円程度と省エネにも貢献しています。上記の取り組みにより、安全性と快適性、経済性を向上させることができました。
今後も引き続き、安全・防災上危険な箇所の整理・整頓活動や安全に関わる教育の実施等を通じて、安全管理活動が進められます。
詳しくはこちらをどうぞ。