Bファクトリ−で最初の衝突反応を確認


 5月1日のBELLE検出器のロ−ルイン(前記事参照)以来、最終調整を続けてきたBファクトリ−(KEKB加速器/BELLE検出器)において、6月1日昼過ぎよりビ−ム衝突が開始され、14時34分BELLE検出器において最初の衝突反応が確認された。

 ルミノシティ(衝突の頻度を示すパラメ−タ)は試運転初期としては極めて高く、バ−バ−散乱(電子・陽電子の弾性散乱)のみならず、電子陽電子の対消滅を示すハドロン生成反応なども実験開始直後より多数観測された。これにより、Bファクトリ−計画は一つの大きなマイルスト−ンを越えて、「B中間子工場」としての稼働を開始し、CP非保存の謎を探る本格実験に向けてさらに、大きく前進したこととなる。

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