>
ホーム
>
ニュース
>
トピックス
>この記事
last update:09/12/16
KEKB/Belleが1000fb
-1
蓄積達成
KEKBにおいて、その物理測定器であるBelleが蓄積した全積分ルミノシティが2009年11月29日に、当初からの目標であった1000fb
-1
に到達しました。
Belle測定器は1999年の5月にKEKB加速器に組み込まれましたが、それ以来およそ10年半の運転期間を経て、この記録が達成されました。KEKBはピークルミノシティでも世界記録を持っていますが、この積分ルミノシティも世界記録の更新です。図は、この積分ルミノシティの記録達成までの履歴を示しています。比較的順調に記録が達成されたようにも見えますが、実際は真空機器などの様々な故障を乗り越えてビーム電流を増やす努力や、電子雲の問題に対処するために陽電子リングの全周にソレノイドコイルを設置する等、様々な努力の結果、今回の記録が達成されました。また、積分ルミノシティを高めるためには、ピークルミノシティを上げるだけではなく、マシンの故障頻度を低くすることやビームロス等をせず安定に長くビームを保つことも重要です。この意味で、この積分ルミノシティの記録は、施設などの加速器の運転を支えるグループや入射器なども含むKEKBに関わった全ての人達の努力の成果です。
【関連サイト】
KEK:加速器研究施設のホームページ
KEKBのホームページ
Belleのホームページ
【関連記事】
・09.06.18 (News@KEK記事)
KEKBの性能が設計値の2倍に 〜クラブ空洞で新記録達成〜
積分ルミノシティの蓄積
copyright(c) 2009, HIGH ENERGY ACCELERATOR RESEARCH ORGANIZATION, KEK
〒305-0801 茨城県つくば市大穂1-1
|
proffice@kek.jp
|
リンク・著作権
|
お問合せ
|