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ニュートリノ前置検出器

 


ニュートリノの存在は 40年ほど前に確認されました。しかし、物質との反応が極端に低くその性質はよく分かっていません。その性質を探ることは、素粒子物理学だけの問題ではなく、宇宙の理解にとっても重要です。

特に、素粒子の基本的性質である質量を見つけることは大切です。

現在、ニュートリノの質量は非常に小さいことが知られていますが、質量を調べるには、質量と深く関係する振動現象を詳しく調べることが重要です。

このため素性の分かったニュートリノを長距離にわたって飛ばす必要があります。写真のタンクは内部水槽に神岡と同じニュートリノの検出器が配置されています。KEKでつくられたニュートリノが神岡へ向かう前に素性を確認する検出器です。