PF BL-10C
夏の実習では、加速器が運転しておらずX線が利用できないため、X線散乱データの解析は、既に測定されたデータを用いて実習を行いました。
秋の実習では、実際に加速器から発生するX線を用いて、タンパク質溶液試料の散乱データの収集と構造解析を行います。
PF BL-14C
夏の実習で学習したイメージングに関する基礎的なことを応用しながら、実際に放射光単色X線を利用して吸収コントラストイメージング、位相コントラストイメージングに関して実験を行い、X線イメージングに関する理解を深めます。
実験用試料として、X線イメージング用標準試料、演習参加者の持ち込み試料などを用います。
PF BL-13A
夏の実習で作製したアルミナ担持微粒子触媒を試料として、触媒反応を進行させながら準大気圧X線光電子分光で反応中の触媒表面の化学状態を調べます。最も高い活性を示す触媒と活性が高くない触媒で何が違うのか、触媒が活性になる前と活性になったときとで触媒表面にどんな変化が現れるかに注目して観測します。
微粒子表面の化学状態がどのようになったときに触媒活性が最も高くなるのか、その重要なファクターが見えてくることを目指します。
PF BL-20A
放射光を用いて、原子・分子の光電離過程により生じるイオンを、質量分析器により測定する。放射光から得られる光は、波長を変えて取り出すことができる。
そこで、原子・分子に照射する波長を変えて、光電離過程を調べる。そして、夏の実習で行なった電子衝撃による電離過程と比較する。
PF AR-NW14A
夏の演習で学んだレーザー生成プラズマを衝撃波に変換し、原子構造が高速に破壊されていく様子を放射光X線で観測することで、材料開発へ向けた応用研究を体験します。