第一回 KEKコンサート
平成15年5月9日(金)18時
高エネルギー加速器研究機構 国際交流センター・ラウンジ
植村夏子 ハープシコードリサイタル ハープシコード音楽の歴史 -パロックから現代まで-
ハープシコード(イタリア語名チェンバロ・フランス語名クラブサン)は、ピアノが出現する以前のバロック時代から西洋音楽の主要な鍵盤楽器でした。このリサイタルでは、17世紀フランスバロック宮廷音楽に始まり、バッハ、モーツアルトを経て現代音楽に至るハープシコード音楽の発展を、簡単な説明を加えつつ演奏で辿ります。
[演奏者] 植村夏子
東京芸術大学卒業後、ベルギー音楽院に留学し、チェンバロ・ソロディプロマ(プルミエール プリ)を得て卒業。1983年渡米し、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校で、音楽博士号を取得後、ジュリアード音楽院でチエンバロ、オルガン等を学ぶ。現在迄、東京、名古屋、ニューヨーク、サンディエゴ、アントワ−プ、ブルッセル、バンク−バ−、ピサなどで、ソロ、及び、室内楽のリサイタルを多数行う。特にニューヨーク、リンカーンセンターでは、ハイドンのチェンバロ協奏曲の独奏者としてニューヨークシンフォニックアンサンブルと協演し、東京文化会館に於いては、ソニー音楽振興財団の後援により、ソロデビュー公演を行う。現在ニューヨークシンフォニックアンサンブル主席チェンバロ、オルガン奏者。NHK (TV/FM),WQXR (New York, FM),Panasonic (CD) 等の放送、録音がある。