アッセンブリホール
[Assembly Hall]
- リニアコライダー試験装置
 [Linear Collider Test Accelerator]
  
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試験装置「ATF」では、電子・陽電子リニアコライダー「JLC」のシステム試験を
行うもので、高加速勾配型電子リニアックと超低エミッタンスビームを生成するダ
ンピングリングから構成されている。リニアックのビームエネルギーは1.54GeVで、
世界最大級の高周波クライストロンを用いて約30〜40MeV/mの実機として世界最高の
加速勾配を達成している。ダンピングリングでは、高性能の電磁石や高周波システム
を開発し、従来より2桁小さいビームエミッタンスを実現させる。またこれらの先端
加速技術は、X線レーザーや次世代加速器科学に共通する技術でもある。
 【見どころ】[Things to See]
- 世界最強の100MWクライストロン
 [100MW Klystron]
- 240KV・マルチバンチ電子銃
 [240KV Multibunch Electron Gun]
- 世界最強400MW高周波電力圧縮機
 [400MW RF Compressor]
- 1m当たり40〜50MV高加速電界型加速管
 [High Gradient Accelerating Structure]
- アクティブアラインメント加速器
 [Accelerator with Active Alignment System]
- 世界最強400メガワット高周波電力圧縮機
 [400MW RF Compressor]
- 超低エミッタンスを生成するダンピングリング
 [Dumping Ring Generating Low Emittance Beam]
 
- 大強度陽子加速器試験装置
 [High Intensity Proton Linac Test Accelerator]
  
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高エネルギー大強度陽子加速器は、多様な科学分野で新しい地平を切り開くことが
期待されている、ビッグサイエンスでありながらもスモールサイエンスが中心である
というユニークな計画です。ここでは、陽子円形加速器の入射器として使われる、平
均ビーム電流が従来の100倍以上を目指す大強度高エネルギー陽子線形加速器の開発が
行われています。高輝度の負水素イオン源、新しい技術を駆使して開発された3種類
の加速空洞、空洞励振用大電力高周波源、ビーム輸送系、ビームテスト装置等を詳し
く見学できます。
 【見どころ】[Things to See]
- 高輝度の負水素イオン源と高性能ビーム輸送系
 [Ion Source]
- 優れた特性を持つ高周波四重極リニアック(低エネルギー加速用)
 [RFQ Linac:Radio Frequency Quadrupole Linac]
 高エネルギー加速器科学研究奨励賞受賞
- 新しい製作法によるドリフトチューブリニアック(中エネルギー加速用)
 [DTL Linac:Drift Tube Linac]
- 優れた特性のカップルドキャビティリニアック(高エネルギー加速用)
 [ACS Linac:Annular Coupled Structure Linac]
 高エネルギー加速器科学研究奨励賞受賞
- 世界最大級平均電力のパルス高周波源
 [RF Power Supply]
 6MW‐1296MHz クライストロン、2MW‐432MHzクライストロン、
15MWクライストロンモジュレータ(パルス幅600ms、繰り返し50Hz)
 
 
次は「放射線管理センター」
[Next:Radiation Safety Control Center]  
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