東カウンターホール[PS East Experimental Hall]

陽子加速器からのビームは、2ヵ所の実験施設(東と北カウンターホール)に 取り出されます。ここ東ホールでは、1次陽子(最近は重陽子、ヘリウム原子核も 加速されている)を直接使うことだけでなく、加速器内に金属線を入れて造る 内部標的ビームや各ラインに金属標的を置いて2次ビーム(パイ, K中間子等)を 発生させ、それらを取り出す2次ビームラインなどの実験用ビームラインが9ヵ所 あります。運転は常時複数の様々な実験が並行して行われ、有効にビームが 使用されています。

【見どころ】[Things to See]


▲ K2ビームラインでの実験

ここでの実験は、主にビームと固定標的との衝突、散乱を測定します。 最近のテーマとしては、原子核中の中性子をラムダ粒子に置き換えて、 原子核構造を調べるハイパー核実験や、陽子、重粒子、ヘリウム原子核と 原子核の衝突で生成する反陽子や原子核破片を測定する実験があります。 また、K中間子崩壊を用いた時間反転不変性を調べることも行われています。 北ホールでは、KEKから350Km離れた岐阜県の神岡鉱山内に設置されている 水チェレンコフ検出器(スーパーカミオカンデ)にPSで発生させた ニュートリノを打ち込み、それが飛行中に別の種類のニュートリノに 変化するかどうかを測定する実験計画が進行中です。この実験によって ニュートリノについてより詳しい研究成果が上がることが期待されています。


▲ 東カウンターホール全体図


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