ブースター利用施設
[Booster Synchrotron Utilization Facility]
物質(高温超伝導体や生体・高分子)の構造と物性を原子レベルで研究している
中性子散乱実験施設、ミュオン触媒核融合
、物性物理、基礎物理を研究している
中間子科学研究センター(東京大学)、
陽子線を用いたがん治療の臨床研究を進めている陽子線
医学利用研究センター(筑波大学)から構成され、物理学、化学、生物学、
医学にわたる輻広い分野の研究を行っています。
【メモ】
中性子散乱実験施設
[KENS Neutron Scattering Facility]
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中性子を利用して、材料科学・物性物理・原子核等の研究が行われています。
毎年約500人の大学の研究者が中性子散乱実験のためこの施設を利用しています。
例えば、右の図は、本施設で世界に先がけて明らかにされた高温超伝導物質の
結晶構造です。
(今年は実験室拡張工事のため公開しておりません。)
▲中性子分光器群
東京大学理学部附属中間子科学研究センター
[Meson Science Laboratory, University of Tokyo]
▲極低温下のμSR 実験装置
▲超低速ミュオン発生用レーザー装置
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加速器で大量につくられる素粒子ミュオンを用いて、ミュオンが触媒する核反応に
よる低温核融合の基礎研究や高温超伝導体などの微視的物性研究、次世代の
先端ビームである超低速ミュオンビームのレーザーを用いた発生法の研究などが
おこなわれています。
【見どころ】[Things to See]
- ミュオン触媒核融合
[Muon Catalyzed Fusion]
- 高温超伝導体や有機磁性体などの先端技術材料のミュオンスピンを用いた
微視的物性の研究
[μSR Studies on High Tc Superconductors, Organic Magnetism and Other
Advanced Materials]
- 超低速ミュオンの発生と新しい表面科学研究
[Ultra-Slow Muon Facility and New Surface Studies]
- 宇宙線ミュオンと巨体物質の内部探索
[Cosmic-ray Muons and Inner Structure of Gigantic Materials]
筑波大学陽子線医学利用研究センター
[Proton Medical Research Center, University of Tsukuba]
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筑波大学陽子線医学利用研究センターは、1982年以来、陽子線を利用した
医学物理・生物学の基礎研究や、陽子線照射によるがん治療の臨床研究を
行って来ました。これらの研究を通じて、陽子線治療の安全性と、特に
深部がんの治療に対する有効性が明らかにされました。この成果に触発されて、
日本各地に陽子線治療施設を建設する計画が進行中です。
【見どころ】[Things to See]
- 陽子線によるがん治療の臨床研究及び医学物理、放射線生物学の研究
[Clinical Study of Cancer Treatment,Research in Medical Physics and
Radiation Biology,Using Proton Beams]
▲脳下垂体線腫のCT像腫瘍を集中照射するための治療計画で得られた線量分布を
併記
▲垂直陽子線照射室
次は「放射光実験施設」
[Next:Photon Factory]
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