陽子加速器関連施設

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北カウンターホール
場所:地図の４　所要時間:約20分

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• 陽子加速器からのビームは、２カ所の実験施設（北カウンターホールと東カウンターホール）に取り出されます。
• ここ、北カウンターホールでは、取り出した陽子ビームをそのまま利用するEP1-Bというビームラインと、陽子ビームを金属標的に当てて発生する二次ビーム（π中間子やＫ中間子など）を利用するK5、K6ビームラインがあります。
• ２台の大型超伝導電磁石などを駆使して、原子核中の中性子をラムダ粒子に置き換えたハイパー核の構造や原子核中でのφ中間子の性質を調べたり、Ｋ中間子崩壊における時間反転不変性を調べる研究などが行われています。

北カウンターホール全体図


• また、現在、ＫＥＫから約250km離れた岐阜県の神岡鉱山内に設置されている水チェレンコフ検出器（スーパーカミオカンデ）にニュートリノビームを打ち込むためのビームラインの建設が進行中です。
• ニュートリノに質量があると、つくばで発生したニュートリノが神岡に届くまでに別な種類のニュートリノに変化しているという面白い現象（ニュートリノ振動）が観測されることが期待されています。

ニュートリノビームラインの建設風景

【見どころ】

• ニュートリノを神岡に送る：ニュートリノビームライン
• 大型超伝導電磁石
• 各種検出装置

ニュートリノビーム生成用の電磁ホーン
25万アンペアのパルス電流を２ミリ秒間だけ流すことにより、最 大5万ガウスの強磁場を発生させる装置です。大量の熱が発生 するので、水を霧状に吹き付けて冷却します。