レクチャー

関口 仁子 Kimiko SEKIGUCHI


Profile
  • 東北大学大学院理学研究科 准教授
研究内容・今回のお話し:

原子核物理の実験研究をしています。興味は、3つの核子(陽子や中性子)の間に働く三体核力というものです。 TYL スクールのお名前にある湯浅年子先生は、女子教育黎明期からご活躍された研究者で、実は三体核力の研究にもチャレンジされています。今回は、湯浅先生よりも少し前、東北大学に日本初の「女子学生」として入学された女性たちをご紹介させて頂きます。

女子高校生へのメッセージ:

私は、好きなことを見つけて一生懸命に取り組むことが大事だと思っています。高校生の皆さんは、これから様々な経験をされることと思います。理系女子キャンプが、みなさんにとって一つの記憶に残る経験、出会い、好きなことを見つけるチャンスになると良いですね。

 
Rumetsu

梅津理恵 Rie UMETSU


Profile
  • 東北大学 金属材料研究所 新素材共同研究開発センター 教授
  • 日本学術会議連携会員
  • 一般社団法人日本女性科学者の会 理事。
  • 公益社団法人日本金属学会 男女共同参画委員会前委員長 現在は委員。
  • 博士(工学)(東北大学)(2000年)。博士論文のテーマは、高いネール温度を有するMn系反強磁性合金の基礎物性と電子状態について。
  • 専門は材料工学、磁気物性。Mn(マンガン), Fe(鉄), Co(コバルト), Ni(ニッケル) などの遷移金属元素が磁性の主役を担う、金属磁性材料の機能とその起源解明に向けた研究。
  • 2014年「公益社団法人日本金属学会功績賞」、2014年「一般社団法人日本女性科学者の会奨励賞」、2019年「第39回猿橋賞」、2019年「公益社団法人日本磁気学会優秀研究賞」などを受賞。
Abstract

金属磁性材料は、それ自身が磁石になったり、磁石に引き寄せられる性質を持つほか、多様な機能を有し、身近なところで様々な用途で応用されています。新しい磁気機能性材料を探索したり、その起源を解明する研究を行っています。講義では、今まで研究してきた材料やその性質を紹介し、また、最近行っている放射光施設での実験についてお話しします。

Rumetsu
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