物質はおよそ一万度以上の温度でプラズマ(電離気体)と呼ばれる状態になります。雷、オーロラから太陽、ブラックホール周辺に至るまで、宇宙に見える物質の99パーセントはプラズマ状態にあります。プラズマが織りなす現象は電気と磁気の力を介した複雑な集団現象です。私は高温かつ高密度(高エネルギー密度)のプラズマで起こるダイナミックな現象に興味を持って研究しています。このようなプラズマを巨大な大出力レーザー装置を使って作り調べる研究が世界で進展しています。講義ではプラズマや光の基本的な性質と、レーザーを使った最先端の研究についてお話しします。
大阪大学高等共創研究院(兼任:大阪大学レーザー科学研究所)准教授。
2014年京都大学大学院エネルギー科学研究科にて博士(エネルギー科学)学位取得。専門分野はプラズマ物理、高エネルギー密度科学。プラズマの集団ダイナミクスに興味を持って理論研究をしています。令和2年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞等を受賞。
私は高校生の頃は理系科目がとても苦手でしたが、大学になって、自然を表現する物理学のおもしろさに惹かれました。そして物理学を通して身の回りの当たり前のこと、例えば色や光や温度とは何か、私はなぜ素粒子のかたまりとして存在しているのか、といったことの不思議さに気付きました。理系女子キャンプで、みなさんが普段と違う自然の見方・考え方に出会えたら良いなと思います。
ここ10年で私達が知っている宇宙の姿は大きく変わって来ました。最新の宇宙開発情報をお届けします。
私は学生時代にボランティアをやったり、帆船の訓練生になってみたり、国際学会派遣へ応募してみたりしたことが人生の糧になりました。様々なことを経験して、自分の本当にやりたいことを見つけて下さい。