2025年6月17日(火)に、小山高専(栃木県)、長野高専(長野県)、豊田高専(愛知県)で加速器製作に取り組む高専生たちが、Zoomを介して参加するオンライン交流会を開催しました。 授業終了後の16:30から約2時間にわたり、各校の活動紹介や意見交換を行いました。
各高専の活動紹介 #
小山高専では、3年生が線形加速器の開発、1年生が静電気による放電装置の制作に取り組んでおり、 地磁気の影響を考慮した電子ビームの挙動の検討や、四極電磁石の設計に関する課題に挑戦中です。 また、サイクロトロンの製作に向けて、真空ポンプや磁石の調達も進めています。
沖縄高専は、プロジェクト名「ちゅらかそ」のもと、3・4年生がコイルガンと疑似加速器の制作に取り組んでいます。法令の確認や材料調達、設計調査などを進めており、高専祭での展示発表を目指して活動しています。
豊田高専は、ビーム銃の製作を中心に活動を展開しています。 新入生の勧誘には苦戦しているものの、物品整理や製作準備を進めながら、今後の体制強化を模索しています。
長野高専は、電磁石のギャップ長の変更に伴い、チェンバーのサイズを調整する予定であり、 さらにそのサイズに合ったDee電極を設計にも取り組む計画です。
各校の活動方針や課題の違いを共有することで、参加者全体にとって刺激となる交流会となりました。