2025年12月5日に長野高専で加速器運転に向けた真空装置の動作試験を行いました。
長野高専の加速器研究同好会は現在、本科1~3年生の計6名が中心となって卓上サイクロトロン加速器の設計と製作に取り組んでいます。 これまでの活動により真空チェンバーとDee電極の設計の試作を終えました。 今回はKEK加速器研究施設の佐々木知依さんのサポートを受けながら、長野高専でははじめての真空装置を使用しました。
この日のはじめに、佐々木さんが製作したインターロック装置の説明が行われ、学生全員がインターロックの回路による電磁弁の開閉動作を確認しました。
その後、電磁弁を前段ポンプ(Pascal 2021i)へ接続し、ターボ分子ポンプ(Turbovac 360H)も接続しました。
ターボ分子ポンプのコントローラーの使い方も学生たちが佐々木さんから教わり、操作できるようになりました。
今回の試験内容はターボ分子ポンプにピラニ真空計(SWU10-U-NW16)を直接取り付けた動作試験です。
前段ポンプのみの動作試験で1 Pa未満までの真空を獲得した後、さらにターボ分子ポンプを動作させた結果、測定限界の0.01 Paを達成しました。
ターボ分子ポンプの動作開始から約2秒で測定限界に達したため、真空チャンバの真空引き試験に向けた良い感触を得ることができました。

