ATHENA プログラムは 2013 年にAPPC12 が日本で開催されたことをきっかけに、物理学会の呼びかけで設立されました。
Shu Leiさんは、中国Fudan UniversityのAssociate Professorで、µSRを主要な研究手段として、希土類金属化合物(Ce115、Prスクッテルダイト等、f電子系)の電子状態を探ることで磁性・超伝導といった巨視的物性の微視的な発現機構に迫る研究を行っています。 KEKでは、J-PARK内の物質構造研究所ミュオン物性グループで有意義な時間を過ごしました。 自らのアイデアに基き、ホールドープ試料の非線形光学効果(第二高調波発生)実験から示唆されれている対称性の破れについて、μSRによる確認・検証のための実験研究に取り組みました。 また、滞在中はスタッフとの交流の機会も多く、ワークショップでの議論の中で出現した問題を調査するための計画にも着手しました。 |
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