リュウグウ 試料、フォトンファクトリー(PF)のSTXMで分析中

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2021-06-30

6/26に 東北大学 中村智樹教授 のPF BL-19のビームタイムが始まるのに合わせて、STXM(スティクサム:走査型透過X線顕微鏡)のための試料加工を終えた1つ目のリュウグウ試料がBL-19に運び込まれました。PF BL-3Aでの分析の合間に試料加工後の画面を確認した中村教授が大満足のいいね!ポーズを見せます。

地球大気に触れないようSTXMに試料を設置するには複雑なガス操作と繊細な作業が必要です。大勢が注目する中、#物構研 の山下 翔平 助教が慎重に作業を進めます。中村教授と東京大学の髙橋嘉夫教授も画面越しに固唾をのんで見守り、無事成功を確認すると拍手を送っていました。
分析がどうなっているかはまだ内緒とのことですが、高橋教授は「楽しくてしょうがない」と笑顔を見せていました。

関連情報はこちらにまとめてあります。分析手法の説明や用語集もあります。

物構研「はやぶさ2」微粒子分析