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第6回測定器開発優秀修士論文賞の受賞式が行われました

2016年9月23日(金)午前に、宮崎大学で行われていた物理学会秋季大会において、第6回測定器開発優秀修士論文賞の受賞式が行われました。

測定器開発優秀修士論文賞は研究の発展にともない、年々複雑化、高度化している測定器開発をますます充実させるため、研究に携わる修士課程の学生を奨励する目的で2011年に設立されたもので、高エネルギー物理学研究者会議原子核談話会宇宙線研究者会議の賛同を受けています。

今回の論文賞は、2015年度に修士学位を取得した学生の修士論文が対象で、20編の応募論文の中から4月末に以下の二編が選ばれました。

  • 「時間反転対称性の破れの探索に向けたルビジウム磁力計の研究」 内山 愛子(東北大学)
  • 「KOTO実験におけるビーム外縁部を覆う中性子低感度な光子検出器の開発と性能評価」 篠原 智史(京都大学)

授賞式は、素粒子実験、実験原子核、宇宙線・宇宙物理の三領域合同の企画講演として行われ、多くの聴衆が参加しました。 幅淳二 KEK測定器開発室長による修士論文賞と今回の応募状況についての説明の後、受賞者に表彰状・クリスタル製の表彰盾のほか、本賞協賛企業であるセイコー・イージーアンドジー株式会社林栄精器株式会社から副賞としてアマゾン券が贈呈されました。

授賞式に続き、内山さん、篠原さんの順に記念講演が行われました。 各々の講演内容はとても素晴らしく、質問に対する受け答えも落ち着いており、修士論文賞の受賞にふさわしいものでした。 受賞した二人の今後の活躍に期待しましょう。

測定器開発優秀修士論文賞の詳細については測定器開発室のウェブページを参照ください。


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