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last update:08/11/07  

【用語解説】
 
 
[CP対称性の破れ]
 
Cは荷電共役変換、Pはパリティ変換を表す。CP対称性の破れとは、この二つを同時に行う変換に対して理論が不変でないことを言う。直感的には、粒子と反粒子が対等でないことを意味する。
 
[世 代]
 
6種のクォークと6種のレプトンは、互いに類似した3つの世代に分けられる。
 
 電 荷第1世代第2世代第3世代
クォーク2/3e
アップ

チャーム

トップ
−1/3e
ダウン

ストレンジ

ボトム
レプトン
νe
電子ニュートリノ
νμ
ミューニュートリノ
ντ
タウニュートリノ
−e

電子
μ
ミュー
τ
タウ
 
[標準理論]
 
クォークとレプトンを物質の基本的な構成要素とし、相互作用はゲージ理論で記述されるとするもので、1970年代に完成した。
 
[中性K中間子]
 
CP対称性の破れの現象が見られるのは長寿命の中性K中間子image(ケイロング)で、これはimageimageの重ね合わせの状態である。クローニンらが発見した のはimageがπ粒子2個に壊れる現象で、imageimageの重みに差があることを意味する。
 
[Bファクトリー]
 
B中間子を選択的に大量に生成する加速器。B中間子はbクォークを含む中間子のこと、だたし(image)はB中間子とは言わず、「ボトモニウム」と呼ばれる。
 
[小林・益川理論]
 
W粒子を交換する弱い相互作用において、Q=2/3e のクォークとQ=-1/3e のクォークは互いに移り変わる。この移り変わりは異なる世代間でも可能なので、3世代では9種類の組み合わせが存在する。一方、2世代では4種類となるが、小林と益川は、CP対称性の破れが起きるためには、2世代ではこの組み合わせの数が不十分であり、3世代で初めてCP対称性が破れることを示した。
 

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