< 前のページへ  3  後のページへ >

 ◆ 8月19日 サマーチャレンジ4日目

サマーチャレンジ4日目です。素核コースは午前中に宇宙論についての講義、午後は演習が行われました。一方、物生コースは午前午後と演習でした。夜にはキャリアビルディングが開催され、参加者から事前に寄せられた質問に対してパネラーの先生方が自らの体験を交え答えていました。 (詳細は素核演習3の教官である東北大・金田先生がまとめてくださったtogetterをご覧ください→ http://togetter.com/li/551562

 ◆ 8月18日 サマーチャレンジ3日目

サマーチャレンジ3日目です。昨日に引き続き午前中は素核コースと物生コースに分かれて講義が行われました。素核コースでは原子核について、物生コースではタンパク質の形と働き、X線イメージングの講義でした。午後からは昨日に引き続きグループに分かれての演習でした。

 ◆ 8月17日 サマーチャレンジ2日目

今日は午前中に素核コースと物生コースに分かれての講義、午後は各班に分かれての演習が行われました。素核コースではヒッグス粒子やILCの話題を中心に講義を行いました。講義終了後も積極的に質問する参加者が絶えませんでした。一方、物生コースでは放射光軟X線による構造物性研究、およびX線・中性子線散乱による構造物性研究の講義が行われました。

 ◆ 8月16日 サマーチャレンジ1日目

第7回サマーチャレンジがはじまりました!今日は小林誠KEK特別栄誉教授による特別講演を筆頭に物質・生命や加速器の内容の共通講義が行われました。午後には素核コースはコース別実習を実施。物生コースは物生の講義と放射線講習でした。また、夕方に行われた夕食会では演習班ごとに自己紹介をしました。

 ◆ 8月15日 参加者集合!!


サマーチャレンジの参加者が全国各地からやって来ました!お盆の時期に長旅お疲れ様です。
今日はゆっくり休んでくださいね。
いよいよ、サマーチャレンジは明日9時から始まります。参加者の皆さん、体に気をつけて
サマーチャレンジを満喫しましょう!!


 ◆ 8月15日 卒業生達は今!? − vol.16 安田 文昭 さん  3期生

 
 関西学院大学 理工学部物理学科 →
 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程 →
 某電機メーカー(2013年入社)

 

 

● サマチャレの思い出
  寝る食べるを除き、物理に没頭する毎日でした(一番ハードな演習班だった気がします。笑)。
 9日間をやり遂げた時、かつて感じたことのない達成感に満たされたことを今でも覚えています。
● 現在に至るまでの道のり
  サマチャレに影響を受け、大学院では加速器実験を専攻しました。
 修士1年では、米国に留学させて頂き、見識を広めることができました。
 修士2年では、KEKのILC空洞製作チームの一員として研究開発を行う
 機会を与えて頂きました。
● 現在のこと

  2013年4月より、某総合電機メーカーの研究所で勤務することになり
 ました。まだ始まったばかりで右も左もわからない状態ですが、一所懸
 命頑張りたいと思います。
● メッセージ

 サマチャレは一生の友だちを得るチャンス!
 いつ行くのか? 今でしょ! 

 ◆ 8月15日 卒業生達は今!? − vol.15 清水 久弘 さん  1期生

 
 京都大学 農学部 →
 京都大学大学院農学研究科修士課程 →
 某ガス会社技術職

 

● サマチャレの思い出
  とにかく周りが優秀に見えて焦ったこと、徹夜して眠い状態で講義に臨んだこと、酒を飲む機会
 がやたら多かったこと、自分のこの先を見つめなおしたこと、たくさんの友人に出会えたこと。
 「アカデミックな話がしたい」「真面目な話がしたい」と思ったときに話ができる仲間が増えた
 こと。今に至るまで、心の支えになっています。

● 現在に至るまでの道のり
  岐阜の高校→京都の大学→そのまま大学院→某ガス会社技術。
● 現在のこと

 窒素やヘリウムなど、ガス中に含まれる不純物の分析手法の確立、 およびその運用をしています。
● メッセージ

 なかなか体験できないことが怒涛のように押し寄せる、そんな毎
 日が過ごせると思います。楽しんでください。そして、一生忘れら
 れない経験をして一生大切にしあえる友人を見つけてください。 

 ◆ 8月14日 卒業生達は今!? − vol.14 大槻 太毅 さん  3期生

東京理科大学 理学部応用物理学科 →
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程 →
東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程 在学中

 

● サマチャレの思い出
  周りの人のレベルの高さに驚き、こんなに情熱を傾けている人たちがいるということに衝撃を受
 けました。演習班では宇宙線の飛跡を観測するスパークチェンバーを作成しました。最初は距離の
 あった班員たちも日が進むに連れて打ち解け、夜通し装置やプレゼンの作成を行っていく中で団結
 し、宇宙線を初めて観測した時はみんなで感動したことを覚えています。

● 現在に至るまでの道のり
  サマーチャレンジに参加してからはそこで出会ったとにかく凄いやつらに追いつけと勉強に励み
 ました。青春の1ページを物理で塗りつぶすが如く(笑) 学部では理論系の研究室に所属していまし
 たがサマーチャレンジの影響か修士課程では実験系に方向転換しました。日夜実験や計算に追われ
 ながらあっという間に修士課程を終え、無事に修士号を取得することができました!
● 現在のこと

  現在は博士課程に進学し、物性物理学を研究しています。物質中では電子が持つ電荷・軌道・ス
 ピンが複雑に絡み合い、多彩な秩序状態を形成します。それがどのような機構で発現しているのか
 を解明するために実験的・理論的手法を用いて調べています。現在では博士号取得に向けて目下奮
 闘中です。サマーチャレンジで出会った友人たちとは今でも頻繁に飲みに行き、時には真面目に議
 論し、将来について相談し、時には驚くべき程にくだらない話で盛り上がる良き仲間であり、良き
 ライバルです。
● メッセージ

  サマーチャレンジは新しい世界や仲間に出会
 える絶好の機会だと思います。思う存分楽しん
 でいろんなことを学んでいろんな人と接して、
 また新しい自分の一面を発見してください。
 数年後、この数日間を振り返ったときにとても
 大切な経験であった感じることが出来ると思い
 ます。 

 ◆ 8月13日 卒業生達は今!? − vol.13 北本 裕靖 さん  1期生

東海大学 理学部物理学科 →
社会福祉法人 北伸福祉会

 

● サマチャレの思い出
  思い返すと、サマーチャレンジはとても有意義な9日間でした。講義は最前線の素粒子分野
 を私たちに解る様に噛み砕いたもので、希望に満ち溢れた世界を肌で感じることができたと
 思っています。そして、今後の勉学に活かす糧ともなり、大学の垣根を取り払った同世代の
 メンバーとの絆が芽生え、私にとってかけがえのない時間でした。

● 現在に至るまでの道のり
  物理の世界に身を投じるか、福祉の世界に従事するのかを葛藤し様々なことを熟考しまし
 た。そして、行き着いた答えは『自然の摂理を紐解き、追究するのが物理学であり、最終的
 には普遍的な真理へと誘う。』ということです。私には祖父が設立した法人を守る使命があ
 り、それらを引き継ぐ覚悟を決め福祉の世界へ入りました。
● 現在のこと

  現在、私の岐路は物理から遠退く形となりましたが、今まで
 の物理学の勉学が無駄だったとは考えていません。なぜなら
 ば、物事を多角面的に観察・分析することはどの社会に出ても
 必須なものであり、経営面においてもそうだと感じたからです。
 そして、次なる未来のより良い福祉環境を創造していくため、
 様々な可能性を見出していきたいと思っています。
● メッセージ

  今後、大きな困難などに出会い立ち止まることがあっても、
 前進するために挑戦し続け、挑戦することを楽しんでほしい。
 その過程が最後に実となることを信じて。