2015年11月15日(日)

13:30開場/14:00開演

ノバホール(つくば市吾妻1-10-1)

入場無料
*未就学児の入場はご遠慮下さい。

【第1部】講演

実験的宇宙論の研究グループを立ち上げ、宇宙マイクロ波背景放射の偏光観測を行っている羽澄昌史KEK教授が、ビッグバンについて、理論予想を超える発見を観測により確かめてきたその歴史と、ビッグバン以前の宇宙を探るこれからの観測プロジェクトについて、分かりやすく説明します。

 

【第2部】コンサート

日本を代表するチェンバロ奏者の大塚直哉さんによる演奏で、「平均律クラヴィーア曲集第1巻からハ長調」「シャコンヌ」など、チェンバロが奏でる”バッハの音楽宇宙”をお楽しみいただきます。

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第1部 講演

「宇宙のビッグバンとそれ以前」 

アインシュタインの一般相対論に基づいた現代の宇宙像として、ビッグバン宇宙像などが知られています。観測による実験的宇宙論を探究する羽澄教授が、これらについて解説するとともに、「観測して確かめる」ことが理論予想を超える発見をもたらした興奮の歴史について語ります。また、ビッグバンより前の宇宙の状態を探る、最先端の観測プロジェクトを紹介します。”センス・オブ・ワンダー”(私たちがこの宇宙に存在することの不思議さ)を共有するひとときとなれば幸いです。

羽澄 昌史 (はずみ まさし)

高エネルギー加速器研究機構(KEK)
素粒子原子核研究所 教授

本人曰く、「素粒子と時空の根本法則をもとめて、実験・観測のアイディアを出し、プロジェクトを立ち上げ実行し、科学論文を書くのが仕事」。東京大学卒業。大阪大学助手、高エネルギー加速器研究機構(KEK)助教授をへて現職。ドイツ・アメリカでの加速器を用いた素粒子物理実験、KEK Bファクトリ―実験に従事。2007年、KEKに実験的宇宙論のグループを立ち上げる。現在はチリ・アタカマ高地などで宇宙マイクロ波背景放射の偏光観測を行い、インフレーション理論の実験的検証に挑んでいる。