[チェロ] 桑田 歩 (Ayumu Kuwata)
1965年に土浦市に生まれる。3歳よりヴァイオリンを、8歳よりチェロを父、桑田晶に手ほどきを受ける。東京音楽大学付属高等学校を経て1984年に同大学専修科コースに入学。在学中イリノイ州立大学夏季セミナーやカナダのヴィクトリア音楽祭等に参加。1987年よりウィーン市立音楽院に留学。同地においてリサイタルを開催する他オランダ放送テレビに出演する。第10回霧島国際音楽祭にて特別賞を、イタリアのキジアーナ音楽院にて特別名誉賞を受賞。1991年に帰国。群馬交響楽団の首席チェロ奏者に就任し、「ベスト・オブ・クラシック」などのFM番組に度々出演する他、新日本フィル、都響、大阪フィル等の客員首席奏者を務める。第68回日本音楽コンクール作曲部門の作品演奏で「委員会特別賞」を受賞。1999年NHK交響楽団のチェロ奏者に就任し、現在はフォア シュピーアラを務める。アンサンブル・ヴェガのメンバーを務める他ソロ、室内楽の分野でも活躍している。またN響のメンバーによるチェロカルテット「ラ・クァルテーナ」の一員をして4枚のCDをリリースし、各地で好評を得ている。これまでにチェロを堀了介、ダニール・シャフラン、ヨンチョ・バイロフ、室内楽をリッカルド・ブレンゴラの各氏に師事。