理論センターではプロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」イベント第2弾としてKEK の 柴正太郎さん に「AGT対応入門」と題して、7月25日、26日、27日の3日間にわたり入門講義をしていただくことになりましたのでご案内いたします。

AGTが超弦現象論と関係あると思って研究している人は少ないと思いますが、F理論にユニバーサルに現れる幾何(dP9=有理楕円曲面)と4,5,6次元SU(2)SW曲線との同等性を通した応用を期待して企画しました。興味をお持ちの学生の方やPDの方もどうぞご参加ください。

前回と同様、旅費・滞在費のサポートが可能です。ただし遠方の方、あるいは希望される方が非常に多数の場合にはサポート額に上限を設定させていただく場合がありますのであらかじめご了承ください。参加補助を希望される方は溝口

mizoguch@post.kek.jp

まで直接e-mailでご連絡ください。その際「件名」(Subject)に「AGT対応入門」と入れていただけると幸いです。

下に日程、場所、プログラム情報を添付いたします。どうぞよろしくお願いします。

高エネルギー加速器研究機構
素粒子原子核研究所理論センター
溝口 俊弥
tel 029-879-6092
fax 029-879-6101

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入門連続講義「AGT対応入門」
プログラム
講師 柴正太郎
場所 KEK 研究本館1F 第3会議室(26日のみ第2会議室)

平成28年7月25日(月)14:00-16:30
1. Seiberg-Witten理論について

4次元超対称ゲージ理論について簡単に紹介する。
特に、超対称性がN=2の理論に注目し、それがSeiberg-Witten
理論で解析的に正確に記述できることを解説する。

平成28年7月26日(火)14:00-16:30(この日のみ第2会議室)
2. AGT対応とは

Seiberg-Witten理論(特にSeiberg-Witten curve)の一つの見方と
して、Gaiottoが提案した議論について説明する。
その議論に基づいて、AGT対応が予想できることを解説する。

平成28年7月27日(水)14:00-16:30
3. AGT対応の具体例

AGT対応が様々な場合に拡張できることを紹介する。また、
その背後にあると考えられる物理についても、時間があれば
説明したい。
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