理論センタープロジェクトは終了しました

理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」は終了しました。その趣旨を引き継ぎ、2023年度からは個人の科研費バージョンとして、理論センターのサポートを受けて各種イベントが行われます!またお会いしましょう!

プロジェクトセミナー 1/2 Calabi-Yau

今年度も理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」が始まりました。今年度は昨年度とスタイルを変え、一昨年度までの「入門連続講義 」「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」のように、外部の皆さんをお誘いしてスクール形式のイベントを行う予定でしたが、コロナ感染拡大を受けて当面オンライン形式でセミナーシリーズを開催することになりました。

第1回は 2020年6月24日(水)15:30より

1/2 Calabi-Yau 4-folds and 4D F-theory on the double covers

講師は KEK の 木村 裕介 さんです。

素粒子のフレーバー構造との関連が古くから議論されている「例外群」を実現するのがへテロティック弦であり、非摂動論的な「F理論」ですが、そこでの基本的な幾何学物象「有理楕円曲面(=1/2 K3)」の高次元拡張(より現実的な低(=4)次元コンパクト化)に関する最新のお話が聞けると思います。

興味をお持ちの方は

https://forms.gle/UDb1iRHbXYBuAWmT8

からご登録いただければ、自動返信メールで zoom URL をお知らせします。

どうぞよろしくお願いします。

 

ワークショップ“Branes, supergravity and string phenomenology”プログラム(updated on Feb.3)

来週開かれます理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」ワークショップ

“Branes, supergravity and string phenomenology”

のプログラムが決まりましたのでお知らせ致します。
その週は実験の大きな会議があり、開催場所が普段と異なり

KEK 4号館3階345室

となっておりますのでご注意ください。
どうぞよろしくお願いします。

理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」メンバー一同

ワークショップ世話人:磯暁 阪村豊 溝口俊弥


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理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」ワークショップ

“Branes, supergravity and string phenomenology” プログラム

Date: Feb. 5-6, 2020
Place:KEK 4号館 3階 345室

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1日目
10:00-10:45 S. Sakamura(KEK) TBA
11:00-11:45 S. Aoki (Waseda)“On breaking of extended supergravity”

Lunch

13:30-14:15 T. Suyama(KEK) “Dynamics of Revolving D-branes”
14:15-15:00 Y. Honma (Meiji Gakuin)“F-theory Flux Vacua and Attractor Equations “

Break

15:30-16:15 R. Yokokura(KEK) “Emergent discrete 3-form symmetry and domain walls”
16:15-17:00 N. Kan(Sokendai) “From 3d dualities to hadron physics “

2日目
10:00-10:45 H. Hayashi(Tokai) “Complete prepotentials for 5d N=1 superconformal field theories”
11:00-11:45 S. Nakajima(Osaka City U.) “Stability and enhanced gauge symmetry in heterotic interpolating models”

Lunch

13:30-14:15 T. Watari(IPMU) “Some remaining pheno-inspired problems in F-theory compactifications
    (most of them from my own papers in the past)”
14:15-15:00 Weissenbacher(IPMU) “Skydiving into the Swampland”

Break

15:30-16:15 H. Otsuka(KEK) “Magnetized Blow-up Models”
16:15-17:00 Y. Kimura(KEK) “U(1) and discrete gauge groups in F-theory”

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ワークショップ“Branes, supergravity and string phenomenology”

理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/
フレーバー」では2月5日、6日の2日間、

KEK 4号館345室にて


“Branes, supergravity and string phenomenology”

と題してワークショップを行いますのでお知らせ
致します。
本プロジェクトでは、弦によるLHC/Planck後の
素粒子/初期宇宙の模型構築のさまざまな新しい
可能性を定例ミーティングで議論してきましたが、
今回それを拡大してワークショップを行うもの
です。興味をお持ちの方はぜひどうぞご参加くだ
さい。


現在までのところ講演していただくことになって

いる方々は

(敬称略)

S. Aoki (Waseda U.)
H. Hayashi (Tokai U.)
Y. Honma (Meiji Gakuin U.)
Y.Sakamura (KEK)
T. Watari (IPMU)
M. Weissenbacher (IPMU)

です。

トーク枠がまだ少しございますので、ワークショ
ップの趣旨にあった話題を話したい、とのご希望
お持ちの方は、世話人まで直接ご相談ください。
旅費・滞在費もサポートできますので参加
旅費補助を希望される方は世話人
(mizoguch@post.kek.jp)まで直接e-mailでご連絡
ください。その際「件名」(Subject)に

「Branes, supergravity and string phenomenology」

とお書きいただけましたら幸いです。

どうぞよろしくお願いします。


理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/
フレーバー」メンバー一同

ワークショップ世話人:磯暁 阪村豊 溝口俊弥

集中講義「Matrix model, CFT and SUSY gauge theory」開催されました

IMG_064411月19日から21日の3日間にかけて、理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」:「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」集中講義 第3回「Matrix model, CFT and SUSY gauge theory」が開催されました。講師は市大の大田さんでした。
今までの3回のうち一番 「だれも教えてくれな」くなかったトピックスだったと思いますが、過去最高の参加者にお集りいただきました。今回特徴的だったのは、近隣の学生さんやポスドクの皆さんばかりでなく、直接関連する専門家の方々、さらには物性や数学の関連する分野の研究をされているスタッフ/研究者の方々にも全国から多数ご参加いただいたことです。また、前回は東大の学生さんがたくさん参加されましたが、今回は東工大の学生さんに多数参加していただきました。どうもありがとうございました。

「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」 集中講義 第3回 「Matrix model, CFT and SUSY gauge theory」

理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」
「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」
集中講義 第3回は

大阪市立大学 の 大田 武志 さんに
「Matrix model, CFT and SUSY gauge theory」
と題し、11月19日から21日の3日間にわたり解説していただくことになりましたのでご案内いたします。


30年以上前2次元CFTの相関関数の積分公式が導出されたとき、また90年代になって行列模型のダブルスケーリング極限が発見されたとき、それらが4次元物理と関係すると書類に書くのには無理がありました。また後者のパンルヴェ方程式の起源も謎でした。ところが2000年代に入って行列模型と4次元超対称ゲージ理論の関係が明らかになり、さらにAGTによって2次元CFTと4次元ゲージ理論の関係が発見され、最終的にそれらは行列模型を通して統一的に理解できることが判明したのでした。そして、行列模型曲線をファイバーしたu平面全体空間にはパンルヴェ方程式が自然に付随し、それを実空間の一部と見たときには素粒子のフレーバーがほの見えています。今回は2014年に日本物理学会論文賞を受賞された大田さんにこの一連の流れについてお話ししていただくようお願いしました。興味をお持ちの方はぜひどうぞご参加ください。


旅費・滞在費のサポートを希望される方は
をごらんください。

下に日程、場所、プログラム情報を添付いたします。どうぞよろしくお願いします。

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「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」
集中講義「Matrix model, CFT and SUSY gauge theory」
プログラム
講師 大田 武志(大阪市立大学)
日程 2018年11月19日(月)〜11月21日(水)
場所 KEK 研究本館1F第1会議室(研究本館入って左、
外から見えるガラス張りの部屋です。)
平成30年11月19日(月)10:00〜12:00
1. イントロダクション:行列模型と共形場理論とゲージ理論
行列模型と共形場理論と超対称ゲージ理論の間の関係を説明する。
平成30年11月19日(月)14:00〜17:00
2. 行列模型と超対称ゲージ理論
行列模型のループ方程式と、ゲージ理論のSeiberg-Witten曲線との関係を解説する。
平成30年11月20日(火)14:00〜17:00
3.ユニタリー行列模型とパンルヴェ方程式
ユニタリー行列模型で特定のポテンシャルを選んだ場合に、物質場の数が2の場合のSU(2)ゲージ理論と関連する。これらの模型とパンルヴェ方程式の関係を紹介する。
平成30年11月21日(水)10:00〜12:00
4. 二重スケーリング極限とArgyres-Douglas固定点
ユニタリー行列模型の二重スケーリング極限と、Argyres-Douglas固定点の関係について述べる。
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集中講義開催されました

8月29日から31日と9月10日から12日の3日間それぞれ3日間ずつ、集中講義が開催されました。

第1回は明治学院大学の本間良則さんに「ミラー対称性と超弦現象論への応用」、第2回は東海大学の林博貴さんに「Box graphと特異点解消:小平分類を超えて」とそれぞれ題してお話しいただきました。また、想定を超える非常に多くの方々に聴講においでいただきました。どうもありがとうございました。なかなか他ではめったに聞く機会のないトピックスでしたし、お二人の講義は大変丁寧でした。「こういうのをまとめてやってくれると助かる」と言っていただいた研究者の方もいました。これからもこのような企画を開催していきたいと思います。

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「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」 集中講義 第2回 「Box graphと特異点解消:小平分類を超えて」

理論センタープロジェクト「弦からヒッグズ/フレーバー」
「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」
集中講義 第2回は

東海大学 の 林 博貴 さんに
「Box graphと特異点解消:小平分類を超えて」

と題し、9月10日から12日の3日間にわたり解説して
いただきます。(本間さんの第1回は8月29日、明後日
からです。)

超弦による模型構築において、ゲージ対称性はブレーンを
重ねれば得られるわけですが、それは今から50年以上も
前の数学に基づいています。一方、物質場や湯川結合は
ブレーンの交差に一般に生じますが、それに関する研究は
比較的新しく、特にSU(5)GUTに現れる、D-ブレインの
単なる交差ではできない場合を含む研究が本講義講師の
林さんらによって近年なされ、進展しました。

本講義もめったに聞けない企画だと思いますので、学会直前
ですが興味をお持ちの方はぜひどうぞご参加ください。
旅費・滞在費のサポートを希望される方は  溝口

mizoguch@post.kek.jp

まで直接e-mailでご連絡ください。その際「件名」
(Subject)欄に
「Box graphと特異点解消:小平分類を超えて」と入れて
いただけましたら幸いです。

下に日程、場所、プログラム情報を添付いたします。どうぞ
よろしくお願いします。

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「だれも教えてくれなかった!? LHC/PLANCK 後の超弦塾」
集中講義「Box graphと特異点解消:小平分類を超えて」
プログラム
講師 林 博貴(東海大学)
日程 2018年9月10日(月)〜9月12日(水)
場所 KEK 研究本館3Fセミナー室

プログラム
1.  9/10(月) 14:00 – 16:00
Basics of M-theory compactifications on CY3/CY4
M理論をCY3/CY4にコンパクト化した際に得られる5d/3d低エネルギー有効理論と、
コンパクト化に用いたCY3/CY4の幾何との関係の基礎を説明する。

2.  9/11(火) 10:00 – 12:00
Phases of gauge theories and geometries
5d/3d超対称ゲージ理論のクーロン枝とCY3/CY4の特異点解消との関係を説明する。

3.  9/11 (火) 14:00 – 16:00
Box graphs and fiber types
Box graphと呼ばれるものを導入し、それを用いてCY3/CY4の特異点解消を理解する。

4.  9/12(水)10:00 – 12:00
An example: An SU(5) gauge theory with matter in the fundamental 
and the antisymmetric representation I
Box graphを用いて、基本表現場と反対称表現場がいるSU(5)ゲージ理論を実現する
CYの特異点解消の仕方を求める。

5.  9/12(水)14:00 – 16:00
An example: An SU(5) gauge theory with matter in the fundamental 
and the antisymmetric representation II
Box graphを用いて得られた特異点解消の仕方を、幾何の立場から理解する。
時間があれば、他の例についても言及する。
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