今日、薄膜やナノ構造の開発や研究における必須のツールとなっているX線散乱。特に、X線散乱によるその場観察は、表面層のエピタキシャル成長やラティス構造の研究において、重要な役割を果たしている。台湾放射光施設(NSRRC)の計画では、来年の建設開始を控える台湾2台目の加速器TPSにX線散乱ビームラインの設置が予定されている。来たる9月22日にNSRRCでの開催が予定されている「エピタキシャル成長とナノ構造研究におけるX線散乱の応用ワークショップ」では、ユーザーの期待や、技術的な重要点、X線散乱施設の産業応用のトレンドなどに重点をあてる。今回のワークショップでの議論から、将来のビームライン建設に向けた、より明確に定義されたビジョンが示されることが期待される。
プログラム | |
9:00-9:20 | レジストレーション |
9:20-9:40 | 開会 |
午前の部: 座長: 洪銘輝教授 (清華大學 材料系) | |
9:40-10:10 |
李信義 博士 (台湾放射光施設) Synchrotron x-ray scattering of nano ferroelectric superlattices structure |
10:10-10:40 |
朱英豪 教授 (交通大學 材料系) Epitaxial control of interfaces in complex oxide |
10:40-11:00 | ブレイク |
11:00-11:30 |
杜昭宏 教授 (淡江大學 物理系) The application of x-ray scattering to the single-crystalline materials |
11:30-12:30 |
Dr. Paul F. Fuoss (米アルゴンヌ国立研究所) Materials Dynamics, Transformational Control and In Situ X-Ray Studies |
12:30-13:30 | 昼食 |
午後の部: 座長, 徐嘉鴻 博士 (台湾放射光施設) | |
13:30-14:30 |
Dr. Osami Sakata (SPring-8/JASRI, Japan) Recent structural studies of surfaces, interfaces, and thin films at BL13XU |
14:30-15:00 |
黃榮俊 教授 (成功大學 物理系) The origins of ferromagnetism in epitaxially grown (Co,Ga):ZnO films |
15:00-15:20 | ブレイク |
15:20-15:50 |
杜立偉 教授 (中山大學 物理系) MBE growth, characterizations and applications of III-V nitride semiconductors |
15:50-16:20 |
周武清 教授 (交通大學 電子物理系) Growth and characterization of II-VI compound semiconductors |
16:20-16:50 |
郭瑞年 教授 (清華大學 物理系) High k Dielectrics Research for Nanoelectronics Beyond Si CMOS |
16:50-17:30 | ディスカッション |