Machine Asian Accelerator Plaza 日本語
名称: ATF
場所: KEK 高エネルギー加速器研究機構(つくば市)
運転開始年: 1997
タイプ: 電子リング(ダンピングリング)
エネルギー: 1.28 GeV

ATF 加速器はリニアコライダーなどの将来の加速器で必要な高安定な超低平行ビームの生成の研究を行っている試験加速器である。ATF では、従来の加速器に対して約100倍も平行度が高い、超平行ビームを作りだす事に成功している。このビームを外に取り出し、高い平行度を生かしてリニアコライダーと同様にナノメートルレベル(35ナノメートル)まで小さく絞り、そのビーム位置をナノメートルで安定に制御する研究をこれから行う予定である。この部分は ATF2 とよばれ、その計画、設計、建設、のすべてが10ヶ国、27の研究機関よりなる国際協力で行なわれている。
ATF
ATF
名称: 大強度陽子加速器施設
(J-PARC:Japan Proton Accelerator Research Complex)
場所: JAEA東海研究開発センター/KEK東海キャンパス(東海村)
運転開始年: 2008
タイプ: 陽子シンクロトロン
エネルギー: 最大 50 GeV




大強度陽子加速器施設 J-PARC( Japan Proton Accelerator Research Complex )は、世界最高クラスの大強度陽子ビームを生成する加速器と、その大強度陽子ビームを利用する実験施設で構成される最先端科学の研究施設です。J-PARCの加速器は、リニアック3GeVシンクロトロン50GeVシンクロトロンで構成されます。

3GeV陽子ビームを利用するのが中性子源とミュオン源のある物質・生命科学実験施設。50GeVシンクロトロンからの陽子ビームは原子核素粒子実験施設(ハドロン実験施設)、ニュートリノ実験施設の2つの実験施設へ供給されます。将来的には、リニアックから分岐した陽子ビームを利用した核変換実験施設での実験も予定されています。
J-PARC
J-PARC






名称: KEKB
場所: KEK 高エネルギー加速器研究機構(つくば市)
運転開始年: 1998
タイプ: 電子・陽電子衝突型加速器
エネルギー: 電子 3.5 GeV、陽電子 8.0 GeV

KEKB 加速器は電子と陽電子を衝突させる事により、B 中間子と反B 中間子を大量に生成する。その崩壊を観測する事で CP 対称性(粒子と反粒子の対称性)の破れの原因を探る事が KEKB 加速器の主な目的である。B中間子の崩壊は、電子と陽電子の衝突点を囲む Belle 測定器によって観測される。
KEKBおよび同様の機能を持つ米国の PEP II 加速器での実験より、K およびB中間子系でのCP 対称性の破れは、小林・益川の6クォークモデルで説明できる事が確認された。なお小林と益川は、南部と共に2008年のノーベル物理学賞を受賞した。今後は、新しい物理の法則を探る為に、さらに性能を上げる為の改造が計画されている。
KEKB
KEKB
名称: Spring-8
場所:  
運転開始年:  
タイプ:  
エネルギー:  

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