第33回EGS研究会を開催しました
2026年9月15日(火)から16日(水)までの2日間、KEK放射線管理棟においてEGS研究会を開催しました。本研究会は、放射線シミュレーションをこれから始めたい方や、基礎を固めたい方を対象に、モンテカルロ法による放射線輸送計算の演習と、EGS5コードを用いた光子・電子輸送シミュレーションの入門講習を行うものです。現地会場とZoomによるハイブリッドで開催し、受講者は15名(現地4名、リモート11名)、講師は5名が参加しました。2日間の延べ受講者数は25名(9月15日15名、16日10名、講師を除く)です。
講習は大きく3つのパートで構成しました。1つ目は、モンテカルロ法による放射線シミュレーションの基礎です。光子および電子と物質との相互作用を説明したうえで、乱数を用いた手計算によるモンテカルロシミュレーションの演習を行いました。2つ目は、EGS5コードの利用方法です。EGS5は、利用者が自身でユーザーコードを作成して実行する形式のモンテカルロコードです。そこで、参加者が線源や計算体系、スコアリングを自分で組み立てられるようになることを目標に、演習形式で解説しました。3つ目は、実際の利用場面を想定した演習です。参加者が持ち込んだ実務上の課題を題材に、講師と参加者で計算を組み立てていきました。題材を提供した参加者にとっては業務にそのまま活用できる雛形となり、他の参加者にとっても、自身の課題に置き換えて考えるための具体例となりました。

