国際リニアコライダー その展望とKEKの取り組み(4分冊:2018)

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国際リニアコライダー その展望とKEKの取組み

この報告書は高エネルギー加速器研究機構(KEK)で行なっている活動を中心に、国際リニアコライダー(ILC)計画の概要とその意義を解説するものです。

4分冊構成になっており、第1分冊では全ての項目を網羅した概要を解説しており、第2分冊〜第4分冊では各項目をより詳しく解説しています。

第一分冊では、ILC計画の全貌を俯瞰します。各章の詳しい内容については、第二〜第四分冊をご覧ください。

素粒子物理学は、究極の自然法則と宇宙の始まりの謎の解明を目指す学問であり、これま での研究の集大成として「標準理論」を完成させました。第2分冊では、標準理論の世界像 と、標準理論では説明できない残された深い謎について紹介します。そして、ILCがその解 決に向けどのような役割を果たせるのかを見ていきます。

第3分冊では、加速器と物理実験が一体となった実験装置と、それらを支える先端技術を紹 介します。第1章では、実験装置全体の概要、第2、3章では、加速器およびその基幹技術となる 超伝導技術、ナノビーム技術、第4、5章では、物理実験のための測定器、そしてそれを支える測 定器技術を紹介します。

第4分冊では、加速器がこれまで社会にどのような波及効果を及ぼしてきたのか、KEKの活 動を中心に紹介するとともに、ILCの波及効果について考察します。