「この世の中は、いったいどうやって始まったのだろうか?」
古今東西の宗教や神話にも、この問いに対するそれぞれの答えが記述されているように、誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
KEK機構長の山内正則もそのひとり。
素粒子物理学の研究によると、宇宙の始まりには、エネルギーの塊しか存在しなかったといいます。
そのエネルギーの塊から、物質と、そして、物質と少しだけ性質の違う「反物質」が生まれ、いつの頃かその反物質がほとんど無くなって、私たちを形作る物質だけでできた宇宙が出来上がったようです。
1月のサイエンスカフェでは、素粒子物理学の立場から、この問いの解明に取り組んできた山内正則KEK機構長がお話しします。
物質・反物質の非対称性という考え方を中心に、いまだ完全に解明されていない宇宙の始まりのナゾについて機構長と一緒に語らいましょう。
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