1次陽子ビームライン 東海キャンパスにあるJ-PARC加速器のハドロン実験施設で使用されるビームラインの建設・運用を行っているグループです。 電磁石、真空、ビーム標的など、ビームラインに必要な装置の設計・開発を行っています。 また、ビームモニター、インターロックなどの開発も行い、安全・安定・高品質なビーム供給を担っています。 続きを読む
KOTO実験 東海キャンパスにある大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン実験施設で行われている素粒子実験です。 中性粒子のビームラインを使って、中性K中間子の非常に稀な崩壊パターンの測定を行います。 稀な崩壊の精密測定から、粒子と反粒子の違いを示す「CP対称性の破れ」の新しい起源を探索します。 続きを読む
ストレンジネス核物理 東海キャンパスにある大強度陽子加速器施設J-PARCのハドロン実験施設で行われる原子核実験です。 K1.8ビームラインとそこに設置されたSKSスペクトロメータを用いてハイパー核やハドロンの分光を行います。 「ハイパー核」と呼ばれるストレンジクォークを含む原子核やハドロンを生成し、その構造や性質を調べ、原子核をまとめている核力や原子核中でのハドロンの性質の変化を研究しています。 続きを読む
ハドロン物理実験 中間子や陽子などのハドロンに関する実験を行っています。 ハドロンはクォーク2個または3個から成る複合粒子ですが、その質量はもとのクォークの数百倍になっています。 この現象や、量子色力学の持つカイラル対称性が真空中で自発的に破れる現象と関係し、宇宙の初期などの高温あるいは高密度の環境では、ハドロンの質量は更に変化すると考えられています。 自由空間とは密度の異なる原子核中の環境でハドロン質量がどうなるのかを調べるため、高運動量(High-p)ビームラインと精密な大型検出器群の建設が進められています。 続きを読む
CMB実験 南米チリ・アタカマ高地に特別な望遠鏡を設置し**宇宙マイクロ波背景放射 (CMB) **の観測を行っています。 CMBは今から約138億年前に発せられた電磁波 (光) で、「宇宙最古の光」と呼ばれています。 その性質を詳しく調べることで、宇宙誕生直後の様子を理解します。 続きを読む