SuperKEKB加速器が本格稼働 いよいよBelle II 測定器での衝突実験へ 2018/03/23 KEKは3月23日、つくば市内で記者会見を開き、日本最大の粒子加速器であるSuperKEKB加速器のメインリング(MR)に電子ビームを蓄積させるプロセスが無事に終了し、Phase II 運転が本格的に始まったと発表しました。Belle II 測定器でもビームパイプを電子が通過したことを示す放射線が検出されており、いよいよ電子・陽電子の衝突実験に向けた準備が本格化することになります。 続きを読む
Belle II 測定器のある筑波実験棟の見学者が年間1万人超える 富山県立高岡高校の一行に記念品を贈呈 2018/03/16 今春にも衝突実験が開始されるBelle II 測定器のある筑波実験棟の見学者が16日、2年ぶりに年間1万人を超え、1万人目となった富山県立高岡高校の生徒たちに記念品が贈られました。見学者が1万人を超えたのは、これまでに2015年度と今年度(2017年度)の2回しかなく、間もなくPhase II 運転の開始、そして初めての衝突実験を控えるSuperKEKB加速器とBelle II 測定器を、早くも祝福しているようです。 続きを読む
COMET実験グループ 8GeVのパルス陽子ビームをハドロン実験施設に取り出すことに成功 2018/03/08 東海村にあるJ-PARCの加速器研究施設のグループと、COMET実験のグループが、ビームライングループの協力を得て、8GeVのエネルギーを持つパルス陽子ビームを、J-PARCのメインリング(MR)からハドロン実験施設に取り出す試験に成功しました。COMET実験は、μ粒子(μ-)から電子(e-)への稀な転換事象である「ミューオン-電子転換過程」に着目し、標準理論を超える新物理を探索することを目的としていますが、そのために必要とされる精密な測定のためには高品質のパルス陽子ビームが不可欠でした。グループとしては、今回の成功により、大きなマイルストーンをクリアしたことになります。 続きを読む
米テキサス州で開催のAAAS2018年次大会のセッションで、Belle II 実験をアピール 名古屋大・飯嶋徹教授 2018/02/26 Belle II 実験グループに所属する名古屋大学の飯嶋徹教授(専門:高エネルギー実験物理学)が2月16日、米テキサス州オースチン市で開かれたアメリカ科学振興協会(AAAS)2018年次大会の科学セッション「反物質の謎に迫る」(Investigating the Mysteries of Antimatter)で講演しました。 続きを読む
Belle II 実験に参加のイスラエル 駐日大使が訪問 筑波実験棟に国旗を掲げる 2018/02/23 Belle II 実験に参加を決めたイスラエルのYaffa Ben-Ari駐日大使が2月22日、KEKつくばキャンパスを視察に訪れ、岡田安弘理事ら関係者と懇談するとともに、Belle II 測定器のある筑波実験棟にイスラエル国旗を掲揚しました。まもなく開始されるBelle II 実験には25カ国・地域から約800人の研究者が参加しており、実験棟の地下2階の回廊にはイスラエルを含めて全ての国旗が掲揚されたことになります。 続きを読む