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KEKつくばキャンパスにあるフォトンファクトリー・アドバンストリング（PF-AR）に設置された測定器開発テストビームラインの、大学共同利用が正式に決定しました。6月から大学共同利用運転を開始する予定で、現在、共同利用実験課題の公募を行っています。

 

このテストビームラインはPF-AR のビームハローにワイヤ標的を入れ、生成されたガンマ線から電子陽電子対生成を発生させ、その電子を使うビームラインです。0.5GeV程度から5GeV程度までの電子ビームが利用できます。

2020年から建設が始まり、KEK加速器第六研究系の協力を得て2021年秋に完成しました。2022年度のPF-AR運転期間中に標的を挿入し、取り出しビームレートやビームの形状測定を行い、さらに、PF-ARが標的挿入時も安定して運転できるか調査してきました。

テストビームラインについての詳しい説明はこちらをご覧ください。
https://itdc.kek.jp/testBeamLine/index.html

 

テストビームラインの共同利用に向けて、花垣和則・測定器開発センター長は「たくさんの人に協力してもらいここまでたどり着けました。ぜひ多くの人に積極的に使ってもらいたいです」とコメントしました。