所要時間:約2分

2014年6月30日から7月4日にかけて、KEK小林ホールにて、『Open-It 先端エレクトロニクスDAQセミナー/総研大公開講義「計測と制御」』、が開催されました。 修士課程の大学院生を中心に、幅広い分野(素粒子、原子核、物質生命、宇宙、天文、核融合など)から約70名が参加しました。

Open-It(オープンソースコンソーシアム)とは2010年4月に設立された計測技術の専門家ネットワークです。 加速器科学と周辺科学分野で計測システムの開発に必要な要素技術、システム化技術及びその情報をできる限りアカデミック用途向けにオープン化し共有化を進める事で、先端計測技術の維持、改良及び発展を共同で行うことを目的としています。 また計測技術に興味を持つ多くの方々に向けて各種技術セミナーを開催しています。

今回は、Open-Itと総研大が共同で主催した初めてのセミナーでした。 素粒子、原子核、物質生命、宇宙、天文、核融合など複数の研究分野から講師を招き、それぞれの立場から計測制御技術の基礎と応用に関して講義して頂きました。 各分野における計測技術の共通点を知ることで基礎を体系的に理解するとともに、分野の特徴や現在の流行などにも触れ、その応用範囲を意識させる講義内容でした。

今後は、Open-It に参加している主だった大学で、ASICやFPGA、DAQに関するトレーニングコースが開催される予定です。 各トレーニングコースは実習を伴っており、これらを受講することにより今回のセミナーで学んだ内容をより深く理解することができます。

今回参加した学生はもちろん、少しでも興味がある学生は参加してみましょう!

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