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所要時間:約3分

多くのCG映像が使われた“Phantom of the Universe—The Hunt for Dark Matter—”より/<i class='fa fa-copyright' aria-hidden='true'></i> CERN

多くのCG映像が使われた“Phantom of the Universe—The Hunt for Dark Matter—”より/ CERN

KEKも主要メンバーであるATLAS日本グループが6月16日、西東京市の多摩六都科学館にあるプラネタリウムで、サイエンスレクチャー「巨大加速器LHCで探る宇宙— Phantom of the Universe —」を開催することになり、参加者を募集しています。

サイエンスレクチャーでは、CERN(欧州原子核研究機構)が運営する世界最大の陽子衝突型加速器LHCでの実験を解説するため、アウトリーチ担当の研究者などが監修して作成したプラネタリウム専用の映画 “Phantom of the Universe —The Hunt for Dark Matter —” (25分)の上映に加え、ATLAS実験に関わるKEK素粒子原子核研究所の外川学准教授と、東京大学素粒子物理国際研究センターの奥村恭幸准教授による「生解説」講演を予定しています。

公式サイトによると、“Phantom of the Universe — The Hunt for Dark Matter —” は、ダークマター(暗黒物質)の正体を求め、ビックバンから銀河の形成までの宇宙の歴史を巡るストーリーで、ジュネープ市郊外の巨大加速器LHCや、米サウスダコタ州のホームステーク金鉱の地下にある実験施設が取り組む実験についても詳しく解説しています。

全編にわたりたくさんのコンピュータ・グラフィック(CG)映像が使われ、ナレーションを英国人女優のティルダ・スウィントン氏 (16日の上映は日本語・英語のナレーションが選べます) が、音声を映画「スターウォーズ」シリーズで有名なスカイウォーカー・サウンドが担当するという豪勢なつくりですが、全世界のプラネタリウムに無償で提供され、2016年10月にドイツ・ビェンナの科学祭で初公開されて以来、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、日本語など17カ国語に翻訳され、これまでに日本を含む57カ国・370館以上のプラネタリウムで公開されてきました。

多摩六都科学館のホームページより

多摩六都科学館のホームページより

 

「生解説」講演を行う外川准教授は「ATLAS実験での国際共同研究の様子、面白さをみなさんに紹介したいです」と話しています。

サイエンスレクチャーは16日17時10分から18時30分まで。中学生以上が対象で、先着順120人まで。申し込みは、はがきかWebページへ。詳しくは、西東京市の多摩六都科学館のホームページを参照してください(締め切りは6月6日)。


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