素粒子原子核研究所は2022年4月1日、測定器開発センターを設立しました。
KEKでは、先端加速器推進部に設置されていた測定器開発室が中心となり、フォトンファクトリーアドバンストリング(PF-AR)(注)に測定器開発テストビームラインを建設し、2022年度からの共同利用開始を目指しています。このビームラインを安定運用するため、さらに、測定器開発室が2020年度に立ち上げた測定器開発プラットフォームの機能強化を図るため、先端加速器推進部および測定器開発室を廃止し、本センターを素核研に設立することとなりました。
花垣和則 測定器開発センター長・素粒子原子核研究所 副所長 挨拶
測定器開発センターは、組織再編により、先端加速器推進部 測定器開発室の後継として新しく生まれた組織です。 組織横断的に測定器の技術開発を進めるという測定器開発室の理念はそのままに、素核研が進める次世代プロジェクトの基幹技術を開発する場になれたらと考えています。
大学共同利用の新たな機能として、測定器開発テストビームラインを中心とするKEKならではのインフラを活用し、多くの大学から、また幅広い分野から優秀な若手研究者が集う場を作りたいと思っています。
(注)PF-ARについて詳しくはこちらをご覧下さい。