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図1:長良イベント グザイマイナス粒子が炭素12原子核に吸収されヘリウム6(<sup>6</sup>He)二重ラムダ核が生成され、<sup>5</sup>Heラムダ核に崩壊しました。

図1:長良イベント グザイマイナス粒子が炭素12原子核に吸収されヘリウム6(6He)二重ラムダ核が生成され、5Heラムダ核に崩壊しました。

令和2年11月9日(月)に、岐阜大学教育学部仲澤和馬シニア教授の「2020年度(第66回)仁科記念賞」の受賞が発表されました。仁科記念賞とは、故仁科芳雄博士の功績を記念して、わが国で原子物理学とその応用に関して優れた研究業績をあげた研究者を表彰するために1955年に創設された賞で、毎年3件以内の研究業績が選ばれます[1]。これまでに、この分野を代表する物理学者が受賞してきました。今回、仲澤シニア教授の「原子核乾板を用いたダブルストレンジネス原子核の研究」に対して、受賞が決まりました。仲澤教授は、J-PARCの前身であるKEK12GeV陽子シンクロトロンとJ-PARCハドロン実験施設において、原子核乾板を用いた一連の実験を企画提案し推進してこられました。今回の受賞は、これら一連のダブルストレンジネス原子核の系統的研究が評価されたものです。

[1] https://www.nishina-mf.or.jp/project/kinen/

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