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図1 J-PARC物質・生命科学実験施設に組まれた実験設備の全体図

図1 J-PARC物質・生命科学実験施設に組まれた実験設備の全体図

◇JSNS2(ジェー エス エヌ エス スクエア(二乗))実験(*)は、素粒子の標準理論にはない新しいニュートリノ(ステライルニュートリノ)を探索する実験です。

◇茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設J-PARCの物質・生命科学実験施設(MLF)内の水銀標的から24メートルの距離に50トンの液体シンチレータ検出器を設置し、RCS加速器で大量に生成された反ミュー型のニュートリノが、標的から検出器の間での反電子型のニュートリノに変化するのを探ります。

◇2020年6月の試験運転後、J-PARC加速器の夏季メンテナンス期間等を経て、この1月にいよいよ本格的な実験データの取得を開始しました。JSNS2実験では今後数年かけてデータを取得し、新型のニュートリノの存在有無について確定的な結果を得ることを目指しています。

*JSNS2(J-PARC E56)実験:J-PARC Sterile Neutrino search at J-PARC Spallation Neutron Source(J-PARC核破砕中性子源を用いたステライルニュートリノ探索)実験の略。米国、英国、韓国、日本の4か国の65名の共同研究者で行う国際共同実験です。

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