2020年7月の活動報告 : ストレンジネス核物理グループ 2020/07/22 ストレンジネス核物理グループが2020年7月の活動報告を行いました。 素核研ストレンジネス核物理グループでは、KEK東海キャンパスにある大強度陽子加速器施設(J-PARC)のハドロン実験施設でストレンジクォークを含むハドロンや原子核を研究しています。前回の活動報告に引き続き、Σ(シグマ)粒子-陽子散乱実験(J-PARC E40実験)を遂行中で、2020年5月から6月の間に実験データの取得が無事完了しました。 続きを読む
2020年6月の活動報告 : ニュートリノグループ 2020/06/24 ' ニュートリノグループでは、茨城県東海村にあるJ-PARC(大強度陽子加速器施設)でT2K実験をはじめとするニュートリノの実験研究を行なっています。T2K実験では、J-PARCで生成した大強度のニュートリノをJ-PARCから295km離れた岐阜県神岡町にある巨大検出器、スーパーカミオカンデに打ち込み、ニュートリノと反ニュートリノそれぞれで「ニュートリノ振動」と呼ばれるニュートリノが空間を伝わるうちに別の種類のニュートリノに周期的に変化する現象を測定し、ニュートリノのCP対称性の破れ(物質・反物質の性質の違い)の探索などを行なっています。 続きを読む
2020年6月の活動報告 : 短寿命核グループ 2020/06/24 ' 短寿命核グループが、2020年6月の活動報告を行いました。短寿命核グループは、埼玉県和光市の理化学研究所(理研)内にKEKが設置した和光原子核科学センターで、金や白金といった重元素が宇宙における爆発的合成過程で生成されることを、それに関与する未知の原子核の特性を調べることによって解明する研究をしています。 続きを読む
2020年5月の活動報告 : ミューオングループ 2020/05/15 ' 素核研ミューオングループが、2020年5月の活動報告を行いました。 標準理論の枠内で起こる通常のミューオンの崩壊とは異なり、標準理論を超えたSUSY粒子のような未知の素粒子が存在すると、ミューオンがガンマ線を放出しながら電子に崩壊するような反応(μ+→e+γ)やミューオンがニュートリノを出さずに電子に転換する事象(ミューオン電子(μ-e)転換事象)が起こるかもしれません。素核研ミューオングループでは、このようなミューオンの稀な反応を調べてレプトン世代数の保存が破れている現象(Lepton-Flavor Violation:LFV)を探索しています。ミューオングループではMEG II実験、COMET実験に取り組んでおり、近年は特にCOMET実験を精力的に推進しています。 続きを読む
2020年5月の活動報告 : 安全グループ 2020/05/15 ' 素核研安全グループが、2020年5月の活動報告を行いました。 安全グループは、素核研内の各実験グループの担当者と連携しながら安全意識の向上・浸透および安全で快適な実験環境の整備・構築を目指して活動しています。2019年10月には新リーダーとして新たに一名をメンバーに迎えました。 続きを読む